ドル/円150円では分からない、ドルの実質価値の下落という「FRBの大失策」 〜その次の”狙い”〜
FRBの大失策。
ここ数年の、FRBのドル増発は、明らかに間違っています。
ドルの実質価値が下がっているからです。
増発の歴史です。↓
2008年以降のリーマンショック以降の増刷です。
①2008年〜2010年
リーマンショックからの経済回復策としての増刷は、2兆ドル(300兆円)。
②2010年〜2014年
不況対策として、2兆ドル(300兆円)。
③2020年〜2021年
コロナ対策として、3兆ドル(450兆円)。
④2022年〜2023年
ウクライナ戦争の対策として、2兆ドル(300兆円)。
2008年以降、9兆ドル(1,350兆円)です。
平均年率で16.6%です。
2007年(リーマンショック前)は0.9兆ドル(135兆円)の通貨発行でしたから、10倍です。
この間、米国のGDPは15兆ドルから23.2兆ドル、年平均3%しか増えていません。
2007年以降の15年で増発した1ドルの価値は、1.54倍(GDP)÷10倍(ドル増刷)=0.154 に低下しています。
ドルの為替レートは1ドル=150円ですが、実質価値は、毎年12%も低下してきたのです。
その主因は、ドルの増刷がGDPに反映されない、株価と地価の暴騰(バブル)に向かっているからです。
FRBは株式会社ですから、その株主が一体(次に)何を狙っているのかに注視することです。
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