「人生一度。不倫をしましょう。」 〜不倫サイトの功罪〜
アシュレイ・マディソン（Ashley Madison）とは、「人生一度。不倫 をしましょう。(Life is short. Have an affair.)」をスローガンとする既婚者向け出会い系サイトです。
2015年に『不倫相手探しサイト「アシュレイ・マディソン」がハッカーの攻撃を受け、サイトを閉鎖しなければ顧客の本名やプロフィール、クレジットカード番号、ヌード写真、性的妄想を外部に流出させるとの脅迫を受けたことがありました。
当時3,700万人の顧客情報です。
このサイト「アシュレイ・マディソン」は、既婚者が大多数です。
ある調査によると、先進国（欧米系）で特に人気があり、70%は大卒だそうです。
基本は不倫サイトです。
このサイトを利用する既婚女性にとっての理由は、2つあります。
1つは、結婚後も女性が働き時間がないけれど、社会生活でのストレスもあり、旦那に不満と言ったところでしょう。
もう1つは、専業主婦であっても家事の時間が短縮され、有り余る時間があるからです。
現代の出会い系や婚活サイトで隆盛な理由は、女性の登録者が多いからです。
恋活・婚活サイトは、女性が無料であったり、女性が安心・安全に活用できるようになっていれば、男性は有料でも必ず会員が増えてゆきます。
この「アシュレイ・マディソン」も大人気なのは、既婚女性が沢山登録して、女性にとって安心感があるからです。
インターネットは危ないものという意見もありますが、街中でナンパされるよりは、現実には本人を特定しやすいとも言えます。
現に、最近の犯罪はスマホを使っている限り、ほとんど早期解決出来ます。
しかし、既婚者にとっての恋活は大変なリスクがある。
「人生一度。不倫をしましょう（Life is short. Have an affair）」と、いくら明るく言ったところで、使い方を間違え、不倫がパートナーにバレれば、悲惨な結末になります。
最後には、不倫の（道徳的）罪で、大切な家庭や家族を失うことになります。
つまり、既婚の女性にとって、このサイトの遊び方として、大切なことは、不倫相手が「遊び人」「遊び上手」であることが望ましいということなのです。
「そんなことないよ！ 不倫でも深い愛は欲しいはず」なんて反論する人もいるでしょう。
しかし、それは間違っています。
寧ろ、不倫に本当の”深い愛”を求めるなら、必ず離婚や家族崩壊を覚悟することになるからです。
ほとんどの女性は、家庭を守りながら”恋”したいだけなのです。
そうなると、「アシュレイ・マディソン」などのサイトを器用に活用出来て、遊んでくれる既婚男性が好ましいということになるでしょう。
女性が恋人として楽しい時間を過ごせるのは、気の効いた優しさと、素敵な場所・場面を知り、「女性」を気持ちよくさせてくれる”遊んでいる既婚男性”だと思います。
遊んだことない男性やストーカー気質の男性など既婚女性にとっては「危ない男」になってしまいます。
既婚の女性は、日常生活にない楽しい付き合い方を望むものです。
”本当の愛”を見つけたいなら、離婚を覚悟して貪欲に探すか、離婚してからの再婚（恋活・婚活）を目指さなくてはいけません。
ただし、既婚女性と付き合う男性は、「結婚を望まれないから都合がいい」と考えて付き合う男性も多いので、「本当の愛」に辿り着くことは現実にはかなり難しい。
とは言え、一般の出会い系サイトで、既婚を隠して”独身”として遊ぶ事はもっと大きなリスクがあり、やらない方がいい。
独身と偽って遊ぶと例外なく、発覚後大問題となる事例はたくさんあります。
既婚者同士の恋を求める場合、既婚同士という立場だからこそワクワクして惹かれ合うことも多く見られる現実です。
つまり、独身だったら”選ばない”あるいは”興味ない”相手であっても、既婚者では”都合のいい相手”を優先して選ぶことになります。
”都合のいい”とは、（その）時間がお互いにとりやすいことと、現実逃避（快楽的な楽しい時間の共有）させてくれるからです。
職場内での不倫が多いのは、お互いの時間調整が容易で、仕事場でもドキドキして”都合がいい”からに他なりません。
既婚者の恋は性格や相性よりも、そちらの方に重点を置くことになりがちです。
したがって、本当の相手の本心や本音が見えてないことが多く、不倫→離婚→（不倫相手と）再婚となっても結局は上手くいかない。
”結婚”ということは誰としても同じだという悲惨な現実に気づくことになります。
つまり、このようなサイトが公然と人気があると言うのは、本質論として、令和時代の「沢山の種類（4種類）の恋を楽しめる」ということです。
しかし、それを突き詰めてしまうと、
「それで、本当の幸せな結婚生活が望めるのか・・・」
「心が豊かになるような人生が望めるのか・・・」
「本物の愛に辿り着けるのか・・・」
という、家庭も不倫も中途半端になるという命題に突き当たるのです。
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