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金利スワップの巨額損失は、2023年半ばから

金利が上昇すると、大問題になるのが、金利スワップです。

金利スワップとは:金利を対象とするデリバティブ(金融派生商品)取引のひとつで、同じ種類の通貨で異なる種類の金利(固定金利と変動金利など)を取引の当事者間で交換する(スワップする)取引です。一般的に、金利上昇リスクや金利低下リスクのヘッジとして利用されています。金利スワップでは元本交換を行わずに、金利部分のみを当事者間で交換します。なお、金利スワップは、取引所を通さずに当事者間で直接取引をする店頭取引(相対取引)によって行いますので、交換する期間や条件などは当事者間であらかじめ取り決めることになります。
例えば、現在変動金利で借り入れをしている企業が、将来の金利上昇リスクをヘッジする目的で、スワップの相手との間で「変動金利受け取り、固定金利支払い」という金利スワップを契約します。このスワップ取引によってこの企業は、今後支払う金利が固定され、金利上昇による借入コストの上昇リスクをヘッジすることができます。(SMBC日興証券より)

金利スワップは、2022年6月、デリバティブのうち502兆ドル(6京5260兆円)を占めており巨大です。

FRBの3月から6月までの利上げによる、デリバティブの損失、18 兆 3000 億ドル(2363兆円)になると、BISは報告しているのです。

6月以降もFRBは利上げしている状態なので、この損は、22年12月では2倍の36兆ドル(4649兆円)になっているかもしれない。

銀行は、資産・負債のなかで、預金の12%~24%の価値をすでに失っています。

ただしデリバティブの損益は、契約満期まではバランスシートの簿外なので、まだ一部しか表面化していません。

2023年中に金利が大きく下がらないと、2389兆円の簿外の損が順次、表面に現れ、銀行危機になるところが出てきます。

米国の金利は、昨年12月のFOMCで示された参加者の政策金利の見通しによると、2023年末の中央値は5.0%~5.25%です。

ということは金利スワップでの損が、2023年の半ばから表面化することが、ほぼ確定したと言えるのです。

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