マネタリーベースと新総裁 〜緩和から緊縮へ〜
日米のマネタリーベースの推移です↓。
米国FRBのマネタリーベース:急増から減少へ
2020年 1月 3.5兆ドルから、コロナショックの株価暴落を経て、FRBによる未曾有の増刷により、2021年 9月 6.4兆ドルで2.9兆ドル(377兆円)増加しました。
その後、2022年12月、5.4兆ドルで1.0兆ドル(130兆円)減少しました。
日銀のマネタリーベースも、FRB同時に、急増から減少へ変化しています。
2020年 1月 500兆円増加、22年 6月 670兆円の170兆円増加、22年12月 610兆円の60兆円減少です。
ECB(ユーロ)のマネタリーベースもほぼ同じです。
世界のマネーの50%以上を占める米ドルですが、FRBパウエルは、2022年9月から、2%台のインフレに下がるまで、利上げとマネー量の縮小は続けるとしています。
日銀も、黒田総裁の公式発言とは違い、明らかに「緩和」でなく「緊縮」に向かっています。
そして、新総裁(雨宮氏)も同様の路線のようです。
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