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【朗読・後記】ショートショートを読んでみる

 朗読の作品選びはいつも悩みます。作品が読みやすいかどうかももちろんですが、一番のネックは著作権です。一人で勝手に朗読するのなら構いませんが、人前でとなると問題になることが多いです。友達同士の集まり無料であればとがめられることもないでしょうが、有料の朗読会、動画配信、録音配信となるとそうはいきません。中には「表現の自由だ」とか「これは引用なのだ」とか言いながら朗読の正当性を語る人もいるようですが、私は賛同しません。私は朗読するのが趣味ですが、現在の発表の場はPodcastくらいです。なのでいつも著作権に引っかからないように青空文庫にあるような作品を選んでいます。

 今回は、clubhouseで知り合った深川岳志さんの作品を読みました。現代文に飢えていたので大変感謝しています。こちらの「朗読用ショートショート」からお借りしました。どうもありがとうございます。
https://note.com/fukagawa/m/m419673da4770

 ただ朗読するにあたっては、今までには感じたことのないとても厳しい状況でした。

 それは作者が生きていること。しかもお互いを知っているということ!!

 青空文庫にあるような作家たちは死後70年以上たっている人たちです。私がどんな風に読もうが、作者に聞かれることはありません。
 が、「読ませていただきました。ありがとうございます!」 といえば即ご本人の判定が出るということ。はずかしいっ!!

 深川さま。……申し訳ありませんでした。またまた迷走しております。
 私の今の実力ではこれが精いっぱいです。頑張りました。🙇‍♀️

 感情の起伏をどのくらいにするのかでとても迷いました。経験上盛り込みすぎると気持ち悪くなるので加減が難しいのですが、今回は作品が短いので切り替えが早く来ます。全体をサラッと読んでしまうのも手なのですが、主人公に添いたかったので山をつけて読むことにしました。

 まずは「先生のプレゼント」。
 先生に憧れる院生の「私」。ドキドキしたり、嫉妬したり、うっとりしたりと忙しいです。私の実年齢とだいぶ離れているので、「きもちわるいおばさん」が登場しないようにするのが大変でした。ついうっかり登場してしまっていたらごめんなさい。

 そして「みんな猫になる」。
 これは作者の深川さんが主催するclubhouseのルームで、ひょんなことから持ち上がったお題です。私も駄文で参加しております。
こちらは昨夜遅くに一度アップロードしたのですが、一晩寝かせたら気持ち悪いの極みだったので削除し、新たに再投稿しました。数回再生履歴がありました。うっかり聞いてしまった方、ごめんなさい。1度目のはとてもクサイ読みでした💩 大反省ののち再収録しております。

 全体を見てイメージをつかみ、一文ずつ考え、一語ずつ味わう。
 ショートショートはごまかす暇がありません。大変勉強になりました。これに懲りずに、また挑戦したいです。

※トップ画像は青空です。白い雲が浮かびすがすがしい写真です。

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