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【朗読後記】朗読発表会での話

12月25日、朗読教室の発表会がありました

遠方であることとコロナ禍が重なり、前回の夏の発表会や先生の朗読会には行けず、今回念願の初参加になりました。

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楽しかった〜♪ スポットライトや音響などにまで気を遣っている発表会を経験したことがなかったのでワクワクしました。お客様も今までで一番多かったとか。先生や朗読会の仲間も、初参加の私を温かく迎えてくださって嬉しかったです。皆様どうもありがとうございました。

発表会の後の懇親会もそれ以上に楽しくて夜遅くまで飲んで語らいました。
何が良かったかって、同じ門下生ですから朗読に対する考え方がとても近いことです。世間では少数派なうえ、みなさん発信も控えめです。「でも、もっと積極的に活動しなければいけないぞ!我々の朗読の認知度を上げなければならぬ〜!」と同じ意見になるのですが、「誰が?どうやって?」となるとみんなおとなしくなってしまいます。がっついた感じにはなりたくないそうです(わかるー) 。みなさんすてきな朗読をするので積極的に発信してほしいのになあ。うーん、私ももうちょっと発信していこうかなぁ。でもできないことが多すぎて、先生の看板を汚しやしないか常にビクビクしています。

実は何年も自分の読む音に関する悩みがあります

それは理想の音とズレるために気持ちが悪いことです。
これはおそらく変態感覚なのですが、何か作品を朗読しようとする時には自分の頭の中で理想とする読みのメロディのようなもの(?)ができるらしいのです。想像ですが、もしかしたら作曲の時にメロディが浮かぶというのに近いのかもしれません。
私の読みの練習の大半は「音探し」です。最初からメロディのようなものが頭に浮かぶわけではありません。今の私には、頭の中の音とずれているかどうかしか分かりません。だから声に出してみて頭の中にある音になればOK、ならなければ気持ち悪くなります。わかりやすく例えるなら、オンチな歌を聴いているのと同じ感覚になります。これまで配信してきたものも前者になることはなかなかありません。毎回、出来に納得でませんが、その時点で自分が出来ることとして仕方なく区切りをつけています。せめて成長記録になるようにしようと努めています。

この変態な感覚は、自分でもキモイですし他の人にはわからないだろうなと思っていたのですが、なんと同じ感覚を持つ人がいました。もうびっくり!その人曰く、
「頭の中にある理想の音を出せばいいだけなのに、どうしたらその音を正確に出せるようになるかがわからないんだよね」

ほんとそれ!だからひたすらその音を探しのために声を出して聞いてを繰り返す。作品ごとにすべて音が違うので数回の練習だけでは音が探し出せない。常にきちんとデザインされたものを正確に読みたい。どうしたら安定してできるようになるのでしょうか。壁はぶ厚くとてつもなく高いです……。

せっかくなので

発表会を撮影した動画から自分の部分の音だけをPodcastにアップロードしました。撮影したカメラのマイクから録音されたものなので音質は良くありません。良かったら聞いてください。前回配信した後の練習で気になっていたことはだいぶクリアできたかなと思います。
発表会の後、地の文と会話のつながりについての問題点とアドバイスをいただきました。なるほど、完全に抜け落ちていた部分です。次の課題です。

朗読会で読んでいるところの写真、これはリハの時のですね。外し忘れて登場したのでマスクを持っています😅 本番は忘れずに外して登場しました。

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