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こんな夢を見た 第六夜

こんな夢を見た。この屋敷は呪われている。赤い絨毯が敷かれた幅広い階段の上から、毎晩ソレが転がり落ちてくる。初めは掌にのる小さなものだった。夜毎に大きくなり、今夜は階段の幅と同じ大きさになった。私は玄関のドアを突き破り外へ飛び出す。が、何処までも何処までも達磨は私を追いかけてきた。

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