けがを早く治すためには

年を重ねるとけがの治りが遅く感じられるものですね。けがは早く治したいもの。その方法をお教えします。


たんぱく質とは

私たちの体は、食べた物でできています。毎日の食事は、体の構成や機能に大きな影響を与えます。特に、たんぱく質は、体の基本的な材料となる栄養素です。たんぱく質は、アミノ酸という小さな単位に分解され、皮膚や筋肉、骨、血液、髪、爪、内臓などの組織を作ります。また、免疫系やホルモン、酵素などの生体調節物質もたんぱく質でできています。
したがってたんぱく質を多くとると余病もは称することが少なく傷が早く回復するのです。


たんぱく質は、体の成分としてだけでなく、エネルギー源としても使われます。たんぱく質は、1gあたり4kcalのエネルギーを生み出します。
しかし、たんぱく質はエネルギーの貯蔵形態ではありません。体内に余ったたんぱく質は、脂肪に変換されて蓄積されます。そのため、たんぱく質の摂りすぎは、肥満や腎臓の負担になる可能性があります。

たんぱく質の摂取量

たんぱく質の必要量は、個人差や生活習慣によって異なりますが、一般的には、体重1kgあたり1.5~2gと言われています。これは、肉の重さではなく、その中に含まれるたんぱく質の量です。例えば、100gの鶏肉には約20gのたんぱく質が含まれています。したがって、60kgの人が鶏肉だけでたんぱく質を摂るとしたら、90~120gのたんぱく質を摂るためには、450~600gの鶏肉を食べる必要があります。
たんぱく質の吸収をよくするには、他の栄養素とのバランスが重要です。たんぱく質は、アミノ酸という小さな単位に分解されてから吸収されますが、その分解にはビタミンやミネラルが必要です。また、たんぱく質の分解にはエネルギーが必要なので、炭水化物や脂質も一緒に摂る必要があります。さらに、たんぱく質の種類によっても吸収率が異なります。動物性のたんぱく質は、人間の体に近いアミノ酸の組み合わせを持っているので、吸収率が高いです。植物性のたんぱく質は、人間の体に必要なアミノ酸が不足している場合があるので、吸収率が低いです。そのため、植物性のたんぱく質を摂る場合は、動物性のたんぱく質や他の植物性のたんぱく質と組み合わせることで、アミノ酸のバランスを整える必要があります。

たんぱく質の摂り方

たんぱく質を多く摂るのは、上記の鶏肉のように適量を食事だけで摂ることはなかなか難しいと思うかもしれません。そこでおすすめなのが、プロテインです。プロテインは、たんぱく質のサプリメントで、消化吸収が良く、様々な栄養素が入っています。プロテインには、ホエイプロテインやソイプロテインなどの種類がありますが、どれも高品質なたんぱく質です。プロテインは、水や牛乳に溶かして飲むことができます。一般的には、1回に20~30gのプロテインを摂ることが推奨されています。プロテインを摂るタイミングは、朝食や運動後などが効果的です。朝食にプロテインを摂ると、一日のエネルギー代謝が高まります。運動後にプロテインを摂ると、筋肉の合成が促進されます。夜眠る前もお勧めです。睡眠時に成長ホルモンが出て体の修復が良くなります。その時に蛋白質を使います。けがの治りに最適なのが睡眠時なのです。
私は、筋トレをして、プロテインを約30年間常用しています。健康です。たんぱく質の取りすぎは腎臓に悪いと言われますが、規定量を守れば大丈夫です。プロテインを摂り始めてから、肌がすべすべになり、けがの治りも早くなりました。プロテインは、美容や健康にも効果があるのです。

たんぱく質と高齢者

高齢になると、たんぱく質の摂取量が減りやすくなります。これは、食欲や咀嚼力の低下、消化吸収能力の低下などの原因があります。しかし、高齢者にとって、たんぱく質は非常に重要な栄養素です。高齢者は、筋肉や骨の量が減りやすく、ロコモティブシンドロームのリスクが高まります。ロコモティブシンドロームとは、運動器の機能低下によって、日常生活に支障をきたす状態のことです。ロコモティブシンドロームになると、歩行や立ち上がりなどが困難になり、寝たきりや介護が必要になる可能性があります。ロコモティブシンドロームの予防のためには、適度な運動とたんぱく質の摂取が必要です。たんぱく質は、筋肉や骨の合成に必要な栄養素です。高齢者は、若い人よりもたんぱく質の必要量が多いと言われています。体重1kgあたり1.2~1.5gのたんぱく質を摂るようにしましょう。また、高齢者は、たんぱく質の吸収率が低いので、一度に大量に摂るのではなく、一日に数回に分けて摂ることが効果的です。
プロテインも高齢者におすすめのたんぱく質の摂り方です。

参考

たんぱく質の食材

鶏肉、豚肉、牛肉、魚介類

乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズ
大豆製品:納豆、豆腐、豆乳 
など

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