雇われの美学。

退職するまでの1ヶ月、それから再就職に至るまで、を
noteに記すはずだった。

すったもんだがあって、私は今、関東某所にいる。

退職はした。

退職後は地元に戻り、失業給付を受けながら
半年ぐらいゆっくり自分と向き合う時間を作る...
はずだった。

しかし、もう若くはない。

求人を見ていると再就職の壁は34とか35だったりしたので、
「あぁ、ギリギリやなぁ…」と少し焦った。

社会の勘?的なものを忘れないうちに
1社だけ面接を受けてみておこう、
だめで元々。勘を忘れないようにするために。と
軽い気持ちで某企業にエントリー。

もちろん、保険で全く経験のない業種を受けた。
経験ありの業種で、もし即戦力にされてしまったら
ゆっくりする時間がなくなってしまう。

しかも、関東をエントリー。私の地元は九州だ。

もし採用が決まれば引っ越します、みたいな曖昧なニュアンスでいた。

リモート面接も初めてだし、未経験業種だしで
おぉ、最近の面接はこんな感じなのか!と感動すらした。


面接担当は言った。

「私の中では合否は出てます。」


そして、翌日連絡が来た。


受かった。


え。


蹴ることもできたのに。

結果的に私の保険は機能しなかった。

会社のご厚意で入社時期はずらしてもらえた。

そりゃそうだ。即戦力にはなり得ない。
まったくかじったことのない業種だ。

前職の有休消化、あとプラスで2週間ほど
自分の時間ができたが。


ご想像の通り、引っ越しやらなんやらでバッタバタ。


地元にも帰りたい、と厚かましくもこれからお世話になる会社に
泣き言を言い、入社前の打ち合わせ等はリモートでやるから
ネット繋がってれば大丈夫ですよ、と了承をもらう。


そして私は今ここにいる。


本当は個人事業主になることを考えていた。
雇われていると搾取が多すぎるから。


でも、自分でエントリーして採用をもらったからには
また自分なりの雇われの美学を発揮していくしかなくなった。


会社の方にも将来的には独立したい、と伝えているため
そのつもりでいてくれてる…と思うが
それはこれからの私の頑張りによる。


40には独立する。

それまではなんでもやろう。


自分の人生の中に
結婚・出産がないのはマジで自分でも不思議なところ。


精進します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?