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NHK杯・桜・藤井八冠

 昨日は、将棋のNHK杯・花見・藤井聡太君の今年度初戦、忙しかった。
 
 日曜の午前はNHK杯の放映がある。以前は絶対外せない楽しみだったが、藤井君が登場して少し色あせた。それでも今も一応、毎日曜日に見ている。昨日の対戦は澤田七段対上野四段、上野四段は昨年の新人王戦で優勝して正月に藤井君と記念退局をした。勿論藤井君が勝ったが、期待の若手ではある。将棋は中盤から澤田七段がリードしてそのまま押し切った。先輩の意地を見せたことになる。
 
 同じ昨日、藤井君(八冠)が伊藤匠七段の挑戦を受ける棋王戦5番勝負が始まった。藤井君にとっては今年度の初戦だ。夜には勝負がつく予定だが、午後一番の段階では中盤の長考合戦でなかなか進まない。
 
 今のうちにと、この日も緑道の桜を見てきた。咲き初めてから数日たつが、花の様相が日々少しずつ変化している。前日と同じ満開だが、地面に花が点々と落ちて白い斑点模様を呈している。花弁に交じって花の形がそのまま保たれているのは、小鳥が花の蜜を吸った時に落ちたものだろう。シートに座り込んで飲み食いする典型的な花見人、写真を撮りまくる人、外国人と日本人のカップルなど、多士済々で面白い。全体としては静かで秩序が保たれており、如何にも日本らしい。こちらも、緑道を往復して写真を撮りまくって、今日の花見は終了。

緑道中央のベンチで一休み
地面は花弁の斑点
弁慶さんも連日の花見

 帰宅して直ちに藤井君対伊藤七段の棋王戦第一局の続きを見る。中盤までほぼ互角だったが、終盤の入口で伊藤七段に緩手がでて、一種の隙をついて藤井君がリードしてそのまま完璧に押し切った。これで藤井君は伊藤七段に11連勝だが、いずれの将棋も僅差、ギリギリの勝負、見る方としてはハラハラドキドキ、最後に藤井君が勝つ、下手なドラマより面白い。
 
 次の藤井君は10日、名人戦7番勝負の第一局、豊島九段の挑戦を受ける。持ち時間9時間の2日制だから11日に決着がつく。2日間朝から晩まで楽しめる!

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