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⑨ 日記を書く

 文芸春秋の新年特大号の特集「私が大切にしている10のこと」に習って、今の自分の大切にしている10をあげ、順を追って説明しています。

① 全ての人と横の関係
② 監視人殿(妻)には決して逆らわない、
③ 息子達に必要な援助はおしまないが、口はださない、
④ 二人で暮らせる限り人形町に住む
⑤ 驕らず、転ばず、風邪ひかず
⑥ 自分の病気のことはネットで徹底的に調べる
⑦ 毎日リハビリ運動とリハビリ散歩をかかさない、
⑧ いつも上機嫌なふりをする、
⑨ 日記を書く
⑩ 本を読み、1行コメントを書く


⑨ 日記を書く

 2000年に53歳で新潟の子会社に転勤になった。明らかに左遷だが、小さいとはいえ独立した会社のトップではあり、挫折感と高揚感を併せ持っての就任だった。最初は業績回復に苦労したが、3年程で急激に改善、一転、絶好調になった。そうなると、親会社も何も口を出さない。時間的に も、気分的にも余裕がタップリ、暇に任せて時々日記を書き始めた。子供のころは絵と作文が苦手で、劣等感を持っていたのだが、人生の経験を重ねていつの間にかそれなりに書けるようになっていた。

  以降、新潟から東京、埼玉に転勤、更に最後は経営者スカウトに応じて姫路に行き、74歳まで働き続けた。この間、住めば都と、その土地を楽しみ、旅行し、ジャズライブに行き、風情ある土地を歩き、諸々の新鮮な経験をして、月に1,2度日記を書いてきた。昨年までは書いた日記を「趣味人倶楽部」に投稿、コメントを交換して楽しんだ。勿論この件の詳しいことは、監視人殿も知らないし、サイトで知り合った人と実際に会う人はない。

  昨年8月からnoteにアップし始めた。この15年くらいで書き貯めた日記があるので、それをリバイバルさせて毎日アップすれば当分続けられる。時々はその日の日記も織り交ぜたが、基本的には過去日記特集を続けて来た。しかし、15年分とは言え、やがて尽きる。少し内容を変えたりして誤魔化してきたが、この夏にはほぼ出尽くした。

  何とか毎日のアップを続けようと、いくつかのシリーズを作成し、以下をアップしている。
「両親のものがたり」1~27
「食道癌再再発入院記」1~9
「マキャヴェリ 君主論」1~8
「私が大切にしていること」1~10
この日記は最後の、大切にしていることの9にあたる。

  昨今は、基本的に毎日家にいてリハビリと買い物くらいで過ごしている。この後毎日書き続けられるか、自信はないが、日記を書くことはそれなりに頭を使うから、ボケ防止にはよいだろう、と当分頑張る・・・・つもりだ。

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