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2023年に旅行した場所全部振り返る

2023年に旅行した場所をざっくり振り返るだけの記事です。各リンク先からは私の個人ブログに飛びます。

昔のはこちら。
2022年
2020年
2019年

1.三重県・伊勢(伊勢神宮周辺)

いわずと知れた、伊勢神宮のある場所。常に混みまくっていて一見風情もへったくれもないですが、大昔からずっと変わらずこんな感じだったのだろうと考えるとそれはそれで趣きを感じます。混んではいますが多くの人をさばく体制が整っており、京都みたいにパンクしているわけでもないので比較的気軽にまわれるのもいいですね。初めて訪ねたのがちょうど学生時代の終わりだったのもあって思い入れのある場所でもあります。

2.三重県・答志島

鳥羽マリンターミナルから気軽に行ける島シリーズ。伊勢神宮と同じくここも2回目の訪問。寝屋子制度や○八マークの魔除けなど離島っぽい風習が残っているけど、本土から割と近い島。手軽に訪ねられて僻地っぽい雰囲気があるので個人的お気に入り。1日で全集落を踏破しましたが山道などを含めて22キロ歩いたので本来なら2回に分けるべきでしたね。桃取集落に行くか、古墳を訪ねるかによって過酷度は大きく変わってきます。

3.滋賀県・五箇荘周辺

太郎坊宮、安土城なども訪ねたのですが「五箇荘周辺」で乱暴にまとめちゃいましょう。太郎坊宮は桜の時期に訪ねたのですがなかなかきれいでしたね。石段がきついイメージがあったのですがそこまで距離はないので思ったより楽でした。安土城も他の城跡ではなかなか見られないダイナミックな石段が楽しかったです。他の城と比べるとあまりにも異質でカッコいい城ですよね、何で観光地としてそこまで有名じゃないんだろう。五箇荘は近江商人発祥の地として知られる場所。そこまで広くはないものの落ち着いた雰囲気の古い町並みで散策を楽しめました。過去に訪ねたことがあるので寄りませんでしたが、近江八幡とセットにするといいかも。
※太郎坊宮の記事
※安土城の記事

4.東京都・谷中銀座

外国人観光客も多い商店街。こういう場所って国外からどうやって見つけるんですかね。いつもそれなりに混んでいますが、東京らしい混沌とした雰囲気はそこまでないのでゆっくり周れます。浅草など東京の下町っぽい場所が好きな人には穴場かも。朝倉彫塑館は建物も含めて見どころが多くおすすめ。

5.東京都・御茶ノ水

かつては武家屋敷が建ち並び、近年では学生街だったエリア。近代的な町の中にぽつぽつ古い建物が残っています。湯島聖堂は都会の中とは思えない厳かな雰囲気でかっこいいですね。神保町もやっぱり面白いし、神田明神は相変わらずのにぎわいでした。時間があったら秋葉原もぶらつきたかったですね。キュアメイドカフェも移転してから一度も行けてないので再訪したいです。

6.岐阜県・落合宿

中山道の宿場町。岐阜県内の中山道の宿場町の中では唯一本陣が現存します。特別に目立つものがあるわけではないのですが、町並みはしっかり残っています。馬籠宿のお隣というのが最大の個性であり強みかも。これだけ多くの史跡が残っている時点で貴重な存在なので、安易にインスタ映えを狙ってキャラづけしたり、開き直って取り壊して近代的になったりせずにこのままでいてほしいところ。ブログ見てもらうと分かるのですが、地味なだけで見どころ自体はかなりあります。

7.岐阜県・中津川宿

中山道の宿場町。意外と広い範囲にしっかりと古い町並みが残ります。比較的町中であり見どころがギュッとしているので落合宿よりは周りやすいです。はだか武兵とかいう神様じみた奇人の伝説が印象的。何気に有名な和菓子屋「すや」の本店がある場所でもあります。

8.滋賀県・針江

かなり前からマークしていた水の豊かな集落。古い文化を守ることと便利な現代の文化を取り入れることのバランスを取るのは難しいですが、かばたは現代でも通用するくらい便利そうでうらやましいですね。メンテナンスが大変そうですが、日本の豊かな自然とそれを守る人間の努力が形となって現れていて素敵です。あくまで観光地ではなく、集落自体は本当に飾り気のない地味な田舎の住宅街というところも好き。かばた見学にはツアー参加必須なので注意。

9.福井県・熊川宿

鯖街道の宿場町。1589年に戦国大名・小浜城主である浅野長政により整備されました。かなり広い範囲で古い町並みが整備されています。この範囲で脱色アスファルトをしいて電柱を排除するの大変だったんじゃないですかね。見た目ほど観光客向けの店や施設は多くなく雰囲気を楽しむことができ、知名度の割にボリュームもある穴場。道の駅以外でお金を落とす場所が少ないので採算が不安ですが(よけいなお世話)いけるのであればこのまま雰囲気だけで勝負する路線でいってほしいと感じました。

10.滋賀県・菅浦集落

昭和30年に道ができるまでは船でしか行けなかった集落。かつての惣が時代に合わせて形態を変えて自治組織として現代でも継承されるなど、随筆家の白洲正子(白洲次郎の妻)が紀行文で「かくれ里」と表現するような空気感が残ります。波除けの石垣や村の中と外の境目を表す四足門などもあり、数百年前からあまり町並みが変わっていないのだろうなと感じさせます。針江といい、滋賀県は昔の姿を残していながら観光地化していない集落が多くて面白いですね。私が見つけられてないだけでまだある気がする。

11.三重県・神島

鳥羽マリンターミナルから気軽に行ける島シリーズ。三島由紀夫『潮騒』の舞台。前回訪問した時は観的哨跡が工事中でしたが、10年越しに入ることができました。ここも答志島と同じく、アクセスがいいのに町並みの離島っぽさが強くていいですね。カルスト地形や砂浜など自然も美しく、もっと有名になってもいい場所。

12.三重県・坂手島

鳥羽マリンターミナルから気軽に行ける島シリーズ。答志島や神島や菅島は行ったことがあったのですが、ここは初めてです。鳥羽マリンターミナルから行ける島としては最も本土から近くて高低差も少なくてコンパクトなので、気軽に散策しやすいですね。古そうな町並みもきちんと楽しめます。鳥羽マリンターミナルから初めて島を訪ねる時は、まずこの島からがいいかも。

13.三重県・菅島

鳥羽マリンターミナルから気軽に行ける島シリーズ。ここも10年ぶりの再訪。菅島灯台は少しアクセスが悪いですが必見。菅島神社や観的哨跡なども見どころ。他の島と比べると住宅街は現代的だったり、島の半分が砕石場で何もないので、他の3島と比べると優先度は低めかもしれません。菅島灯台があるだけで観光地としては他の島と差別化できているので十分といえば十分ですが。

14.岐阜県・瑞浪(細久手宿・大湫宿)

中山道の宿場町、美濃焼、化石、ゴルフ場などいろいろな観光資源を持つ町。往時の雰囲気が残る宿場町、ダイナミックな光景を楽しめる鬼岩公園、旧街道の雰囲気を残す石畳の残る琵琶峠など、渋めながら見どころの多い場所。大してボリュームないだろうとなめてかかっていたのですが、時間不足で化石の博物館をまわれなかったのでリベンジしたいところ。道の駅など要所要所は混んでいたので、観光地としての知名度はそこまでないと見せかけて旅行好きの人であれば気づいて集まってくる程度の集客力と魅力を持つ、いぶし銀的な観光地という印象。

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2023年はこれくらいです。仕事がいそがしくやや旅行回数はひかえめになりましたが、10年前に訪れた三重の島々に再訪できたり、ずっと注目していた針江に訪問できたので個人的には十分満足です。

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