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2022年に旅行した場所全部振り返る

2022年に旅行した場所をざっくり振り返るだけの記事です。

前回はこちらです。今気づいたのですが、2021年はコロナ禍で旅行に行かなすぎたせいか特にまとめていませんでした。
2020年に旅行した場所全部振り返る


2022年に訪ねたのは下記の観光地です。

①美濃(岐阜県)

うだつの上がる商人の町。およそ10年前に訪ねた時は時間の都合でかけ足になってしまったのですが、今回はじっくりまわれました。古い町並みのエリアが広くて説明看板も多く、非常に観光しやすい観光地。現在も人が暮らしているだけあって作り物感も少なくていい雰囲気です。川や古い駅舎といった見どころもあって1日歩けますね。

②関宿(三重県)

東海道の宿場町。電柱をなくすなど、往時の雰囲気を取り戻すためにいろいろ努力しています。観光客向けの店が少ない分静かに落ちついて歩くことのできる、硬派で雰囲気のいい観光地という印象。結構お気に入り。

③浜松(静岡県)

静岡県の県庁所在地。新幹線で通過はよくするものの、降りてじっくり観光するのは初めてですね。あまり観光地っぽさはないものの浜松城や砂丘など見どころはそこそこあり、城のふもとに古い町並みが残るなど歴史の息吹も感じます。あと、都会っぽさと田舎っぽさのバランスがちょうど良くて名古屋にも東京にも近いので住むには良い町っぽそうだなという感想。

④郡上八幡(岐阜県)

ここも10年ぶりの再訪。水の町として観光地っぽくふるまっていますが、その奥にある観光地として整備されていない町並みや水路も雰囲気が良くて、作りものではない風情を感じます。もっと時間をかけてじっくりと細い路地や水路を観察してみたいですね。観光地エリア外もきれいにしているのはとても好印象で、好きな場所のひとつ。

⑤桑名(三重県)

はまぐりで有名な町。観光地としては地味ですが、住宅街や城跡周辺に古い町っぽさが残っています。東海道唯一の海路が存在し、宮宿(愛知県・熱田)方向に鳥居が建っていたのが印象的。「東海道の宿場町をまわるとそれぞれの町のつながりが見えて面白いな」と気づくきっかけとなった場所でした。2022年はこれ以降延々と宿場町をまわる流れになります。

⑥松阪(三重県)

松阪牛で有名な町。駅前はくたびれた地方都市という感じですが、城周辺には古い歴史の痕跡が残っていて面白いです。この土地出身の偉人である本居宣長と、賀茂真淵の少年漫画みたいな熱い師弟愛のエピソードが印象に残っています。「まつざか」ではなくて「まつさか」なので注意。

⑦熱田(愛知県)

熱田神宮が有名ですが、実は宿場町でもあります。久しぶりに訪ねて、ついでに祈祷を体験してきました。周囲の細かい神社など見どころが意外とあります。昭和感のある商店街やその裏の空き家群が今後どうなるかは注目していきたいところ。

⑧柏原宿(滋賀県)

宿場町の残り香は感じる町。目立たないだけであって、行ったら行ったでいろいろと見どころはありました。あまり名が知られてなくても宿場町は取りあえず一通りまわってみたいな、と思わせてくれた場所。目立つものはこれといってないのですが、観光地に目立つ見どころがないといけないという決まりはないので、このまま宿場町っぽい雰囲気をただよわせ続けてほしいですね。

⑨醒井宿(滋賀県)

水が豊かな宿場町で、日本神話にも登場する非常に古い歴史を持ちます。梅花藻が観光エリア外までワサワサ生えていてきれいだしとてもかわいかったです。宿場町っぽさはあまりないのですが、ちらほら古い建物は残っています。西行水の伝説は娘の変態っぷりと西行のサイコパスっぷりが印象に残っています。すごい話。

⑩米原(滋賀県)

約10年ぶりの訪問。豊臣秀吉が治めた城下町で、滋賀県のエースとなる観光地のひとつ。割と観光地ナイズされてチャラチャラしている印象だったのですが、意外と古い町並みの痕跡が残っており楽しく見学できました。以前見た時より空き店舗が目立っていたのでがんばってほしいところ。

11.名古屋市中心部(愛知県)

「見るところがない、都会として東京・大阪の下位互換、福岡にすらその地位をねらわれる始末」で有名なあの名古屋です(そこまではいわれていない)。観光地としての評判は低めですが、名古屋市役所や愛知県庁は普通にかっこいいですし、名古屋城も敷地内の見どころは多いので、いわれるよりはちゃんとしています。東京・大阪といった一流と比較されたり、他の城下町と見比べられる都合上ダメな子あつかいされがちですが、見どころ自体は多いしポテンシャルも低くはないので、応援したいところです。本当にダメな子はイジられないので、イジられるのはある意味実力の証明ともいえます。

12.太田宿(岐阜県)

10年前に列車の遅延の影響でここで途中下車して以来ちょっと気になっていた町。今回10年ぶりに再訪・観光しました。当時は何もない町だなと思ったのですが宿場町であることを知ってから歩くと、確かにそれらしい痕跡が残っていますね。非常に地味ではあるのですが観光案内所もあって、観光できる体制が整っています。宿場町時代の建物はあまり残っていませんが、ここも雰囲気だけは残っていますね。

13.鵜沼宿(岐阜県)

小さく存在感はあまりありませんが、きちんと整備されていて見逃すには惜しい宿場町。太田宿や犬山と組み合わせて訪ねておきたいところ。宿場町がそのまま交通量多めの道になってしまっているので、観光時は注意しましょう。

14.大垣(岐阜県)

城下町・宿場町・松尾芭蕉むすびの地・水の都など様々な顔を持つ町。現代はさびれた地方都市という顔をしているので分かりづらいですが、過去の歴史を物語るスポットが多いので歩いていて楽しい町でした。町中でおいしい水が無限に手に入るのは普通にうらやましいですね。あと、ナンデモヤはもう少しじっくり攻略したかったです。

15.岐阜市中心部(岐阜県)

ここも10年ぶりの再訪。岐阜城の見晴らしはさすがですね。古い町並みは規模的にも内容的にもそれほどではないのですが、商店街が面白かったです。一部は完全にゴーストタウン状態になっていますが、柳ヶ瀬商店街周辺は何とか踏みとどまってほしいところ。名古屋が近くて巨大商店街もあって適度に田舎なので、静かに暮らすにはよさそうな町という印象を受けました。

16.四間道(愛知県)

名古屋市の町中に残る歴史ある町並み。エリア自体はせまいのですが、雰囲気、歴史ともに興味深かったです。ここはもっと有名になってもいいはず。

17.美濃赤坂(岐阜県)

地味な宿場町を訪ねるシリーズ。ひとつひとつは小粒で地味なのですが、宿場町時代の古い町並みや建物、古い駅、歴史ある寺院、古墳などバラエティに富んだ見どころがあって、総合的には意外と誰もが楽しめる優秀な観光地になっているのではという感想です。隠れすぎた実力者。

18.垂井宿(岐阜県)

地味な宿場町を訪ねるシリーズ。水が豊かな宿場町です。古い町並みや建物がきちっと残っているのと、今も活用されている生活用水が残されていて散策するには楽しい町です。観光地っぽくない自然な顔をしていて雰囲気もいいですね。美濃赤坂と合わせれば早朝から出発してもたっぷり1日は楽しめそう。

19.清洲(愛知県)

清洲越しによって名古屋にすべて奪われた町、というイメージ。これより前に訪ねた四間道などと歴史が地続きになっているので観光していて面白かったです。過去の歴史の痕跡がほぼ残っておらず寂しいですが、ちょっと離れたところまで歩けば見どころはありそうですね。時間がなくてパスしてしまいましたが……。

・まとめ

2022年に訪問した場所は以上となります。宿場町の面白さや、10年ぶりに再訪した観光地たちの新たな一面に気づけたのが収穫でした。


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