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龍が舞う景色から 〜推しの芸人、推しの漫才師〜

【推しの芸人はと聞かれて…】

たくさんの芸人の中から推しの芸人、
推しの漫才師を選ぶのは難しすぎる。

しかし、最終的にいちおしの
1組を挙げることができた。

それは、劇場に漫才を見に行ったときに
テレビでは見たことのない景色を見ることができたから。

【漫才は面白い】

テレビで漫才を見てたくさん笑わせてもらう。
漫才師と言われる人は本当にたくさんいるが
テレビで活躍している人は
ほんの一握りの人たちである。

多くの漫才師は、いつか売れることを
夢見ながら日々頑張っているのだろう。

未来を夢見る若手と言われる人の数は多く
その中から気に入ったコンビとか
これからも活躍しそうな芸人とかを
勝手に探しながら、気楽に笑わせてもらっている。

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笑いは人を幸せにしてくれる。
人生のどんなときも笑いを大切にしたい。

笑うから幸せなのか、幸せだから笑うのか。
楽しいから笑うのか、笑うから楽しいのか。

苦しいときや辛いときもできるだけ笑っていたいと思う。

テレビのお笑い番組やバラエティ番組は、
ほんのひと時の笑いを求めたいとき
疲れを癒したいとき
嫌なことや悲しいことを忘れてしまいたいとき…

テレビのスイッチをひねれば見ることができる。


【とてつもなく難しいこと】

日常生活の中の小さな集団の中で
笑い合ったりすることは誰にでもある。

笑うことも笑わせることも楽しい。

しかし、誰かを笑わせることは難しい。
たくさんの人を笑わせるのは、
とてつもなく難しいことだと思う。

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【劇場で】

普段はテレビで漫才を見ることが多く、
大阪から離れたところに住んでいるので
劇場などには頻繁に行くことはない。

しかし、生の漫才を見たくなることがある。

ある日、うまくチケットが手に入り
大阪の演芸劇場に足を運んだ。

若手から中堅、そしてベテラン…
と何組かの漫才やコントを観覧した。

喜劇もあった。

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生の面白さは、テレビで見るのとは
比較にならないほど格段に上だった。

どの演者も客席の様子や
その日の雰囲気を把握しながら
会場を笑いの渦に巻き込んでいた。

楽しく舞台に注目していたが、
ある瞬間に不思議な感覚に襲われた。

それは、最後の方だった。

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トリのオール阪神・巨人の漫才が始まった。
ふたりの掛け合いが始まってしばらくしたとき、
会場中に大きな龍(のようなもの)が
舞い上るのが見えた。

見えたと言うより、感じたと
言ったほうがいいかもしれない。

大きな笑いの中で、龍(のようなもの)が
まるで煙のように天井付近まで舞っていった。

それは、漫才中ずっと続いた。

オール阪神・巨人にはこの龍(のようなもの)が
くっついているのだろうか。

もちろん、肉眼で見えたわけではないが
確かに龍(のようなもの)がいた。

テレビでこの二人を見たことはあるけれど、
龍が見えたことなど一度もない。

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【推しの芸人はと聞かれたら…】

「推しの芸人は?」と聞かれたら
きっとこれから人気が出てきそうなコンビや、
まだあまり認知されていないグループから
紹介するべきなのかもしれない。

みんなが知っている人の中から選んでも意外性はない。

誰もがその実力を知っている人は、
すでに多くの人々から認知されている。

そう思っていたけれど、
今回劇場で漫才を見たときに、
その考えはどこかに行ってしまった。

私の推しの芸人、推しの漫才師は
「オール阪神・巨人」である。

「龍(のようなもの)が見えた」と言う
現実味のない話で、
何だか心許ない文章になってしまった。

「それは錯覚ですよ」と言われたら
「そうかもしれない」としか答えようがない。

普段から霊感を感じることも
オーラが見えることもない。

しかし、このとき見えた景色は
上手く言い表せないが、不思議な景色だった。

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【一線で活躍する人気漫才師たち】

大きな演芸場でたくさんの人を目の前に、
何でもない日常の出来事を
さりげなく話して爆笑を巻き起こし、
笑顔で「もうええわ」と言って
舞台袖に消えていったあの二人は、

何年も何十年もそれを続けてきた。

数えきれない人に笑いを与え続けてきた。

幸せになったり勇気をもらったり
慰められたりした人が
数えきれないほどいるはずだ。

そう言う漫才師は他にもたくさんいるだろう。

これは人間業だろうか。
龍(のようなもの)がついていても不思議ではない気もする。

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【これからも…】

今回の経験をいつかまた経験することが
あるかどうかはわからないが、
これからもテレビでは見られない景色を求めて
時には劇場に行きたいと思った。

推しの芸人、推しの漫才師「オール阪神・巨人」の
活躍をこれからも応援する。

「オール阪神・巨人」を超えそうな漫才師
多くの人をずっと笑わせ続けてくれそうな
芸人を見つけて、応援していきたいと思う。




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