シェアリングエコノミーを調べてたらいつのまにかソーシャルエコノミーに行き着いたお話。
2015年くらいから徐々に流行り・世の中でザワザワし始めたシェアリングエコノミーですが代表的なスペースシェアもリソースシェアも極論!ソーシャルメディアがここまでベーシックになったからゆえの経済圏だよな。っという考えに至り、結局それってシンプルに言えばソーシャルエコノミーな時代が来たか。ということを僕的に腑に落ちたのでnoteに書きとめてみました。
冒頭、雑な始まりかたで恐縮でしたが。。。今回このnoteを書こうと思った発端は、弊社の中でnote職人の名をほしいままにしている、たけちゃんこと竹下先生がシェアリングエコノミーのお話をnoteにあげていたので、僕も気になって調べてしまい、そしたら案外どツボにハマってしまったという話です。
(たけちゃんの記事は以下参照。)
まずは、改めてシェアリングエコノミーの基本情報を載せておきます。
<シェアリングエコノミーとは>
■個人等が保有する活用可能な資産等(スキルや時間等の無形のものを含む。)を、イ ンターネット上のマッチングプラットフォームを介して他の個人等も利用可能とする経済活性化活動。
■ 場所・乗り物・モノ・人・お金などの遊休資産をインターネット上のプラットフォームを介して 個人間で貸借や売買、交換することでシェアしていく新しい経済の動き。(一般社団法人 シェアリングエコノミー協会)
(シェアリングエコノミーにおける経済活動の統計調査による把握に関する研究会より)
かいつまむと、個人が持っている遊休資産(モノ・場所・技能など)の貸し出しをSNSなどのインターネット上のプラットフォームを使って行う仕組みのことですね。
■シェアリングエコノミーの市場規模
内閣府が2018年7月にシェアリングエコノミーの市場規模を発表していたのでこちらも載せておきます。
・2016年のシェアリングエコノミーの市場規模が5,250億円に上ると試算。
・2022年までは年平均17.0%の成長率で拡大していき1兆3,8610億円の予測。
(シェアリング・エコノミー等新分野の経済活動の計測に関する. 調査研究報告書より)
将来的には、1兆円越えの大成長ですね。ちなみに、世界規模で見てみると2025年までに約3,350億ドルまで拡大するとのことで日本、海外とともに成長しまくる業界ってことのようです。
ただし、今まで使っていなかった遊休資産を活用してのビジネスが多いので
GDPにはあまり貢献することはないんだとか。
■シェアリングエコノミーの領域、サービス提供企業
こちらも基本的な領域の分け方としては以下の5カテゴリになります。
・モノ × シェア
・空間 ×シェア
・スキル × シェア
・移動 × シェア
・お金 × シェア
すでにシェアリングエコノミー業界だけでのカオスマップも存在するようなので詳しくはこちらを見てもらい各カテゴリーではどんなサービスがあるのかをイメージしてみてください。
見てお分かりの通り成長市場なだけあって、すでにレッドオーシャンな感じですね。汗
■シェアリングエコノミーと経済
従来であれば、BtoCで商品が売れていくモノの流れですが、メルカリのようなシェアリングサイトの発展でCtoCという流れが、いたるところで生まれています。
例えば、パーカーが欲しい!!と思った時、今までならセレクトショップや専門店などに行って、購入していたのがメルカリなどのサイトで安い商品が出ていれば、それを購入する可能性もある。
つまり本来BtoCで売るはずのパーカーが他のセレクトショップや専門店に加え個人までもが競合相手になってしまっている。という現状が増えていますね。
しかし、こうした環境下の中で企業もこのままではやばい!と、この状況をなんとか打破するべく動きも活発化しています。その代表的なのがトヨタですよね。
・TOYOTA
トヨタ、2019年から月額で車乗り換え放題のサービスを開始。
ちなみにトヨタのカーシェアリングでは、スマートフォンで予約から車の解錠、決済までを完結できるという。また、ソフトバンクとの提携も発表され、いろんなメディアで掲載され認知されましたね。
他にも調べてみると、楽天やマツモトキヨシなど実は様々な大手企業も参入し始めていることもわかりました。(これだけでnoteが書けそうですね!)
この流れの中で例えば、企業がシェアリングエコノミーに参入するケースを考えてみたのですが、ざっと出すと下記のようなイメージでしょうか。
・自らの資本でシェアリングサービスをはじめる。
・有名なシェアリングサービスと一緒に提携してはじめる。
・シェアリングサービスとタイアップでプロモーションをする。
・シェアリングサービスの中に1アカウントとして企業みたいな形で
アカウントを持つ。
・ミッション・ビジョンの近いシェアリングモデルのスタートアップなどへの
資金提供などを行うインキュベーション事業をはじめる。
他にもあればぜひ教えてください。
■シェアリングエコノミーを調べて改めて見えたこと
さて、シェアリングエコノミーについて色々調べてみて見えてきたことは、
AirbnbやUberなどこれらのシェアリングサービスが流行った要因としてはもちろんスマホの普及もあるけど、ソーシャルメディアならびにSNSがほぼ日常なくてはならないものまでになったことが大きいと思う。(当たり前だけど。)
皆さんも普段自然に買ったものや行った場所や使ったサービス、または自分の考え・思想などをシェアするようになりその情報を見て「おおー!いいなー! (共益)」って思う仲間がうまれる。そこからいつの間にか同好のゆるいコミュニティが広がりそこに対して価値が生まれていく。
今僕らが体感していることベースに考えると、きっとシェアリングエコノミーもトークンエコノミーもギクエコノミーも結局は、人と人とがソーシャルで生まれたつながりをベースにした「同好の経済/つながりの経済/和の経済」なんだなと。
それって=ソーシャルエコノミーなんだよな。と気づきました。
ただし、ソーシャルエコノミーの概念が2012年ごろに語れているものとはちょっと進化していると思ったので僕なりの解釈でまとめてみたのがこの上の図です。
ここ最近のソーシャルエコノミーだけピックアップすると、
2012年に出版された「ソーシャルエコノミー和をしかける経済」
を参考にあくまで僕なりの解釈ではありますが人と人とがソーシャルメディアで生まれたつながりをベースにして「和=コミュニティ」を育て、そこにいろいろと仕掛けるところは変わらないところであり、
(2012年ごろは企業がコミュニティ形成をコントロールし経済圏を育成しているイメージ。)
そこにSNSビジネスを基盤とした仕組みと最新の技術をかけあわせることで、個人での発信がやがて信頼にかわり個人付けのコミュニティが形成される。
そうすることでその個人の生み出す価値が見出だされ共有され、そのなかにサポートやトークンなどの支援活動がうまれる。
このサイクルがいたるところでおこり、束となると独自の経済圏が形成される。この環境形成自体が新たなソーシャルエコノミーの形な気がするわけです。
(人それぞれ解釈が違うので一概に「これだ!」っていのはないとは思いますが。)
よって、シェアリングエコノミーもトークンエコノミーもギクエコノミーも結局はソーシャルエコノミーなんだなと。
最後まとめていくと、
これから時代、社会を変えていこう!というサービスが山のようにリリースされるとは思うのだけど、成功していくサービスにはきっとソーシャルエコノミーをとらまえた知恵やネタが入っているだろう。
そうした中で僕らのようなマーケティング支援会社もサービス提供者側に席を置いていなくてもしっかりとその社会の状況をキャッチアップして考えご支援していく必要があると改めて感じました。頑張ろう!
今回は、ちょっと大きなテーマで書いてみましたが最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
サポートありがとうございます!!!! ぜひ、いつかあなたとコーヒーでも飲みながらおしゃべりさせていただけたら幸いです!