見出し画像

ポテトサラダがお好き

少し前の話しです。

ポテトサラダがお好きなんですよね。
うちの母。

だから夕食に頻度高めでポテトサラダを作ってだしてました。

同じポテトサラダにならないように、飽きないようにと、きゅうりと和えるっていう月並みなポテトサラダの他に、ときには玉ねぎスライスを加え、時にはにんじんを、コーンを、たらこと和えるのもいいよね、と。
定番のじゃが芋じゃなくて、さつま芋のポテトサラダにしてみたりとか。

ある日の夕食や朝食
またある日の夕食や朝食

昨日は酢の物にしたし、今日は母の好きなポテトサラダを作ろうかなと思って冷蔵庫をあけると、

スーパーのお惣菜コーナーで母が買ってきたポテトサラダが

どーん!


冷蔵庫のど真ん中に鎮座してたの。

げっ?
な、な、なんで?
と思いました。

そのネーミングが泣く。

「美味しいポテトサラダ」

税込価格101えん

「美味しいポテトサラダ」
の文字が涙でにじむ。

お前の作るポテトサラダは美味しくない。
そう言われているようでした。


なんなん?

母に言ってみたんですよ。
「お惣菜のポテトサラダを買うって
それ、ちょっと虚しいんやけど?」
と。

そしたら、

「アタシが自分で買って何を食べようが自由だろ!お前に何の損失がある?」

って母に言われ、

絶句しました。

絶句はしたけど思いました。
わたしの心が大きく損失。と。

こんなことで虚しい気持ちになるなんて、わたしの方が変?
そう思うくらいの堂々たる
「お前に何の損失がある?」
の発言。

ちょっと友人に相談してみました。

「わたしの友達と、そのお母さんのことなんだけどさ…」
と切り出す。
ドラマだったら、友達のことなんだけど…ってはじまる相談ごとは、大概自分のことだわな。
わたしの友人がそれに気づいているかどうかは置いといて、

ポテトサラダがね…
っと聞いてもらった。

友人は、

「もしも私が、ンなことされたら、
即ケンカだね。
作ってる人の気持ちをなんも考えてないやん!」

と憤慨。
代弁してくれました。

だよね、だよねー。ってなった
と同時に自分の感覚に安心したの。

ポテトサラダ案件に限らず、いつも
母は相手の気持ちを考えられない傾向がある。
障害も考えてみたけどグレーゾーン。

ならばどーすれば?

夫に愚痴ったら、

「自分がどんなことに傷ついたかを伝え続けるしかない。相手が分かってくれないのを前提として、その都度、伝え続けるしかないのだよ。要は相手に求めることをしないことなのさ。」

コテコテの関西人の夫が何故か標準語で
「〜ことなのさ。」

NHKの対談に呼ばれた著名人か、はたまた
いつから夫は教会の牧師様になったんだ?
ってな、だけどもごもっともで的確なアドバイスをもらいまして。

よし、それ、やってみるわ。

ってなったんですわ。


《あなたに喜んでもらおうと工夫していろんなポテトサラダを作ってきたんですよ。惣菜のポテトサラダを買うなんて、傷つくからやめてください。》

直接話しても「お前の理論など聞きたくない」
と、いつもシャットアウトの母だから

ラインに乗せて。
シュッポーンと伝えてみました。
どうか思いよ届いおくれ〜〜〜〜


既読無視


でした。

そうや、
「分かってもらえない、前提で。
相手に求めることをしない。」
やった。

この試みは、
終わりそうにありません。

どこまでも続きます。



#相手に求めないってけっこう辛い
#分かってもらえん前提でってのはかなりキツイ
#たかがポテトサラダされどポテトサラダ
#既読無視ってそりゃないぜ
#同居の心得ってなんですか
#母親ですかそうですか
#ポテトサラダは茹で加減がいのち
#なんでやねん
#マヨネーズって誰が考えたん
#叫んでもいいですか
#くそぉー !!











この記事が参加している募集

最近の学び

やってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?