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【4コママンガ】寝台特急の窓から見えた世界

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初めての体験、寝台特急
私が 寝台特急を利用したのは、この東京行きが初めて。

車内すべてが 寝台になっている 面白さ。
せまい空間は、自分だけの秘密のスペース。

私が使ったB寝台の上段は、とても狭くて高さは70㎝に満たない。

そこに小さな窓。
外は真っ暗で、ほとんど何も見えない。
小さな駅を通り過ぎるとき、一瞬 明かりを感じるけれども、すぐにもとの暗闇。

夜中は乗客の睡眠を妨げないように、車内放送は制限される。

列車は、停車駅のホームにすーっと静かに止まって、
数人の乗客が乗ってくる。

数百人の乗客を乗せた寝台特急。

停車しても、辺りは変わりなく静かなままで、電灯の明かりだけがホームを照らしている。

静かに降る雪が 透けて明かりに照らされていた。

発車の笛が鳴り また静かに走りだす。

日常の生活へ
そんなことを繰り返しながら、私たちは東京へ行く時と同じ経路を、今度は逆に戻っていく。
どんどん北へ向かい、北海道に近づいていく。

朝起きるとすぐに、下車の準備。

せかすように、鉄道唱歌のオルゴールチャイムが鳴って、乗り換えのアナウンスが始まった。

今日の夜、家に帰る。


最後まで読んでいただきありがとうございます💗

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