アオハルに囚われ続ける
“遠回りする雛”、及びアニメ版“氷菓”の第21話である、“手作りチョコレート事件“。最後の、里志が奉太郎に思いを告白するシーンが、初めて読んだ日からずっと頭の中に残り続けている。
私は高校3年間、何不自由ない生活を送ってきた。多少高1の頃に鬱を経験はしたものの、高2以降はかなり精神状態が安定していて、今となっては高2の日々を神格化するところまで来ている。そんな私の高校生活というのは間違いなく青春であった。毎日ゲームや映像作品を嗜み、1週間に1回の頻度で友達を自分の家に招いたり