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夏・鎌倉・一人旅 〜写真集「CHILL#RAIL」聖地巡礼 ちょっとだけときメモGS〜

いつの間にか年も明けてしばらく経つ。個人的には嬉しいこともあったが、世間的にはあまりいい年が明けたとは言い難い感じ。
今年はあまり寒くないのがありがたい。
私も、大学4年の期末も迫り、いよいよ大詰めの感がある。
それなのに、noteを書こうというのだから正気の沙汰でない。
しかも、夏の思い出を綴ろうとしている。気が狂ったのか。
いやしかし、諸兄。レポート地獄、書くことのストレスには、別のものを書くことでしか発散されない何かがあるとは思わないだろうか。
なんて大仰ぶってみたが、単に始めたてのnoteをやる気があるうちに充実させてみたいだけなのだ。

さて、時候の挨拶もそこそこに本題に入ろうと思う。
と言っても全てはタイトルに置いてきた。
大学四年の夏、ちょっと足を伸ばして鎌倉へ女一人旅をしてきたからその思い出を、息抜きとして残しておこうという内容だ。

私は一人旅というものがしてみたかった。
友人との旅行も好きだが、ざっくりとだけ目的を決めておいて誰にも気を遣わずフラフラ旅行する、これをやってみたかった。
次旅行するなら鎌倉に行きたいな。とぼんやり考えていて、そのお目当て的に人と楽しみを共有しづらかったのもあるにはあるのだが。
鎌倉に行くなら地理的に近いうちに。
就職は東北に決めたから、今のうちだった。
だから、鎌倉一人旅を決めた。
だれにもないしょでおでかけなのさ。

さて、旅行の目的をここに記しておかなければならない。

①BEYOOOOONDS一岡伶奈さん写真集『CHILL#RAIL』聖地巡礼

②江ノ電

③「ときめきメモリアルGS」を感じる

④Twitterで見たレモンパイ

①私が世界一かわいい女性だと思っているアイドル、一岡伶奈さん。
彼女は写真集を出していて、それがタイトルにもある『CHILL #RAIL』だ。
ふんわりとしたかわいらしさ、清廉なしとやかさ、そしてにじむ純粋さゆえの気高い美しさがある、いくつか所持している写真集の中でも非常に読み応えのある一番気に入りの写真集だ。
まあオタクの早口は置いておいて、これは鎌倉〜七里ヶ浜周辺で撮影されたもので、それの聖地巡礼をしようというのが一番大きな目的だ。
ちなみに、一人旅をコンセプトに撮られた写真集であり、やはりこの旅は一人旅なるべくしてなったのだ。おそらく。

②江ノ電にはロマンがある。
それを乗り倒したい。人生に一度は。
一岡伶奈さんが鉄オタであるゆえ、私も少し電車が好きになっている。しかしそれを差し引いても、ロマンがある。
江ノ電は『CHILL#RAIL』内でも一岡伶奈さんが乗っているため、
①の聖地巡礼に当たる気もするが、ここはあえて分けて記させてもらう。
「差し引いても」といったところだ。

③去年くらいだろうか、
ときめきメモリアルGS4にハマっていた。
ゲーム実況者ジャック・オ・蘭たんのときメモGS2実況を見たこと、
またその流れで同じく実況者の牛沢のときメモGS4実況を見たことに由来する。

これがもうめっちゃ面白くて、私もやりたい!となって深夜にGS4をダウンロードした。
本多行最高 白羽大地万歳
あなたもGS4最高と言いなさい。
ゲームであるはばたき市は、海がありそこには遊覧船も煉瓦道もあり、程よく山も海も自然があって、程よく栄えているように見えた。
登下校の道、ゲームの海沿いの景色になんとなーく
「これは神奈川で、七里ヶ浜とかなんじゃないかなぁ」
と思った。
軽く調べてみたらネットでも同じようなことを感じている人がいるのでやっぱりそうなんだと思った。
全く同じ景色とかではないかもしれないから、うっすらときメモのはばたき市を感じて、彼氏の本多行くんや白羽大地くんを、あの甘酸っぱくてもどかしい三年間を感じられる旅をしたいと思った。

④Twitterで見るたび憧れを募らせていたスイーツ、レモンパイ。
薔薇を模った美しいレモンパイが、鎌倉の鳩サブレーで有名な豊島屋の店舗でいただけるという。
Twitterで見た情報に私は飛びついた。

以上が旅の目的たちである。

旅行準備

まず、旅行に行くのにホテルをとって、その次にしたことが『るるぶ』を買うことである。
私は鎌倉について無知であった。小町通りすらちゃんとは知らなかった。
あと、『CHILL#RAIL』の聖地を特定するのにも、この『るるぶ』は役に立った。
正直、聖地巡礼と言っても、特定できる・訪れることのできる場所は限られている。るるぶをざっと眺めたら、写真集を開いてどこに行きたいか・どこなら行けそうかを考えた。
そうして巡礼先は、
①踏切越しの神社
②七里ヶ浜
③オーシャンビューの横断歩道
④赤い灯台
の四つを今回の聖地に定め、訪れることに決めた。

※ここから『CHILL#RAIL』をお持ちの方は参照されながら読まれると有難し。

①のページは鳥居、降りた遮断機、そして階段に腰掛ける一岡伶奈さんが美しい。踏切の音、眩しい日差し、少しばかり気が早い蝉の声。全てが紙を通してありありと想像できるなんとも秀麗なページ。外すことはできなかった。
御霊神社というらしい。るるぶに載っていて助かった。
②の七里ヶ浜は水着のシーンの撮影場所だ。一岡伶奈さんによって砂浜に「BEYOOOOONDS」と書いてあるのはなにか“至高“のものに思えて真似をしたかった。
あと、ときメモの何故かデート後に夕方の海で語り合っているのもこの辺ではとあたりをつけて、ときメモGSを感じるためにも行っておきたい場所だ。
③は、あのスラムダンクでも有名な、踏切のある横断歩道を一岡伶奈さんが渡る写真だ。有名な場所だし、一岡伶奈さんがあまりにかわいいので行くことにした。
④は私が一番好きな写真の撮影スポットである。オレンジの衣装も一等気に入っていて、夕方の港に佇む彼女は、非常に美しい。憂いのある美人は最高だ。このページには夏が終わる頃の、あの儚さと切なさがある。
この灯台は江ノ島にあって、「鎌倉 赤い灯台」とかで調べたら出てきた気がする。

旅行1日目

旅行前日は夜の9時までアルバイトだったので、それから準備を整えて、友人と通話しながら爪を塗っていたら深夜2時になっていた。
6時台の電車に乗る予定で、化粧とか家を空ける準備に2時間かかるので2時間だけ寝て家を出た。

山梨某所から大月に出て、東京方面の電車に乗り、立川から神奈川方面に
乗り換えた。

旅のお供は、一岡伶奈さんの『CHILL#RAIL』衣装のFSK(アクスタ)と、ポケモンドールズシリーズのクワッスだ。目が死んでいて非常に良い。私は彼をおでかけの際に連れ出しては、彼のメンタルケアを図っている。思えば彼も一岡伶奈さんのバースデーイベントの際に横浜で購入したのだ。ハロプロとは縁。

乗り換えの駅で撮った写真。クワッスの目が死んでいる

さて、早い電車に乗ったこともあり、朝の9時台には鎌倉駅に着いた。天気がいい、気持ちのいい朝だ。
とりあえずコインロッカーに荷物を預け、小町通に向かう。
が、しかし朝早くてまだ小町通のお店は開いていなかった。出かけるにあたって、オープン時間を調べるという計画性がない人間なので、こういうことはままある。「まだ小町通りは目的地じゃないですよ」という顔をして、小町通りを通り抜ける。この先に鶴岡八幡宮があるらしい。これも観光案内の看板を見て「そうなんだ」と向かっているだけなのだから、ほとほと計画性がない。
なんとなくお参りをして、御朱印帳を忘れたことに気づく。高校の修学旅行の際に購入して、5、6年は経っているはずだが、こうして持ち歩かないので一向に御朱印はたまらない。
小町通りに戻って、さっき通りかかった時に気になっていたお団子を食べる。それにしても、校外学習か、中高生くらいの学生グループが多い。平日だったが、まだ9月ということもあり人が多かった。
さて、昼飯にあたりをつけようとぶらぶらしていると

腹具合の雲いきが怪しくなってきた。
完全に寝不足のせいだ。痛いというより腸の活動がエラーを起こしている。

しかし、鎮痛剤のほかにお腹に効きそうな薬の手持ちはなく、流石に違うだろうということで、ドラックストアを探すこととした。Googleに聞いたところ、 鶴岡八幡宮鳥居の正面の通りにあるようだったので、なんとか持ってくれと思いながら這々の体で向かう。
どうにかドラックストアに辿り着いたが、瓶以外の整腸剤が見当たらない。今思えばあったのかもしれないが、腹具合が悪く視野狭窄の中見つけることは叶わなかった。仕方なしに瓶のビオフェルミンを買った。旅行なんて身軽にしてなんぼというのに!
そして、ドラッグストアに向かう途中にたまたま見つけた豊島屋の八十小路さんへ。菓寮のようだったが、食事のメニューがあったためふらっと入ってみた。というより、薬を買っただけでまだ腹具合は良くなってないので早くお手洗いのあるところに入りたくて、小町通りに戻る余裕がなかったのだ。でも、一人でも落ち着いて食事ができてよかった。さて、トイレに駆け込んで薬を飲んで、しらす御膳をいただいた。ちりめん山椒が美味しかった。それにしても、薬を鞄にしまうたび敗北感が募る。く、悔しい……。わらび餅をいただくかかなり悩んだが、腹具合が微妙なのでやめておくこととする。


とりあえず2パターン撮っておく

次に鎌倉駅に戻り、江ノ電の乗り放題チケットを買う。
ここからやっと旅の目的を消化していくためだ。


ホームにやってきた江ノ電にテンションが上がる。やっぱりロマンがある。そして意外と民家スレスレを走っていってハラハラする。
そして長谷駅で降りて、御霊神社に向かう。
正直道順など一切調べてなかったが、案内板が出ていたので素直に従う。当然だが、踏切越しの神社になるので、線路沿いを歩いていればつく。
あった。深く茂った緑とひっそりとした佇まいの鳥居が、鎌倉に来た!写真の場所に来た!という感じでテンションが上がる。きれいな場所だった。
アクスタと一緒に写真におさめる。聖地巡礼って、写真撮る以外あんまりやることがない。でもコンテンツツーリズムって結局そういうことだと思う。


お参りして長谷駅に向かおうとしたら、ちょうど江ノ電が通り過ぎた。いい絵を見たが、要は電車に乗り遅れたとも言える。そういえば江ノ電の旅なのに、電車の時間を調べるとか全くしていなかった。またもや、やらかし。
次の電車まで時間が結構あって待つのも勿体無いので、鎌倉大仏を見にいく。急な旅程追加も一人旅の醍醐味。と思うことにする。鎌倉大仏までは意外と歩いた。途中で見つけた鎌倉大仏と江ノ電のべっこう飴を見つけてつい買ってしまう。名古屋に行った時も、しゃちほこのべっこう飴を買った。ご当地べっこう飴に私は弱い。あの黄金色がいいのだ。

鎌倉大仏級クワッス
大仏のEラインを撮ることに躍起になっていた

次は七里ヶ浜に向かう。
うっすらと潮の香りがする。海に来たのは、本当に十年のぶり位なので、「ああ、海の近くって潮の匂いがするんだった」と思う。だが同時に、こんなに海が近いのに潮の香りがうっすらとしかしないことが不思議だった。

せっかくの海なのに、曇ってきて、風もままあった。灰色の空に海は映えなかった。開けた海と空が、空しいまでに広々していた。
ときメモGS4で海の追加デートができるのは、公園でホタルが見れる夏頃以外。真冬にこんな海辺に来てるのおかしいだろ!と常々思っていたが、その思いがより強くなる。
知っているのが東北の海だからおかしいわけではなく、神奈川の海を見てもおかしいと感じるんだ!
浜辺に降りて波打ち際ギリギリまで行ってみる。こんなに近づいても、潮の香りは強くならない。遊んでいる家族連れやインスタ用の写真を撮っている人たちの中、一人で波打ち際にいるのは私だけであった。少し居心地が悪い。
変な人と思われるかもしれないが、もしくはもう思われているかもしれないが、波打ち際に「BEYOOOOONDS」と書くミッションが残っている。
適当な枝を探して、砂浜に書いてみたがどうにも文字がなよっこい。ハキハキとした「BEYOOOOONDS」は書けなかった。まあ、大事なのは挑戦する心なので。

Oの曲線が特に難しい

サンダルに入った砂が抜けるまでブラブラしたら、次は鎌倉高校前駅だ。午後もそこそこになってきたからか、江ノ電にもさっきより人が増えた。鎌倉高校前で降りる人はとても多く、この人らについていけば、横断歩道まですぐだろう。と思ったら本当に近くにあって驚いた。
しかし、人気のスポット。さすがに人が多い。
というか、警備員みたいな人がいて観光客が道路にはみ出さないように常に声を張っていて、しかし観光客は海外の方が多く、通じているのかわからない。どうにもゆっくり、そして人が映らないように写真が撮れる様相ではなかった。
何とも落ち着かず、早く帰ろうと思って人だかりから少し離れてチャッと一、二枚写真を撮って逃げ出した。次の電車までそこそこあったが、居座れるほど神経は太くなかった。曇っていたのでそんなに素晴らしい景色ではなかったし。それにしても、『CHILL#RAIL』のあの写真はどう撮ったのか。疑問が募る。行ってみないとわからないこともあるものだ。

次は江ノ島駅まで行って、灯台を目指す。これも例によって調べてなかったのだが、江ノ島駅から江ノ島までが遠い。曇っていたのが晴れてきたのはよかったが、日よけがない道を歩くには辛い。幸い日傘があったが、人の往来が多い道に日傘は不向きだ。
港?が見える。グーグルマップを頼りに灯台を目指していたが、迷う。常に迷うほど方向音痴ではないと思うが、マップの示す方向と自分の向かっている方向が違うことにしばらく気付けないくらいには、方向感覚がない。
灯台は、みんなが向かうそれこそ江ノ島の中にあるのかと思ったら、その手前にあるようだった。グーグルの指示に従いながら、「ここって通っていいのか?」という道を通り、「本当にこの先にあるのか?」と思いながら釣客の後ろを通り、見つけた。
思ったよりも小さい、朱色の灯台。きらきらした海。青い、抜けるような空。
思わず駆け寄ってしまった。
さっきまでは曇っていたものの、眩しいくらいの天気になった。一番楽しみにしていた場所で晴れるなんて持っていた。テンションが上がって写真を撮りまくった。
本当に海や空がきらきらで行ってよかったし、晴れてよかった。
何となく自撮りも試みてみるが、だいたい眩しすぎて目が開いてなかった。ワロタ


写真集再現を試みる

ぐるっと回れば白い灯台もあったが、喉がカラッカラのため断念。
さよなら、灯台の伝説……(GS2switch移植やったね。これで私もGSの過去作ができます)

さて、もうほんとに喉の渇きが限界なので来た道に戻る。江ノ島に寄りたかったけど、あんな日当たり良好な長〜い道、歩けっこない。
戻ってジェラートをいただいて、駅の近くのタリーズで一休みしてやっとまともな人間の水分と冷たさを取り戻せた気がする。

まだ明るいが、だいたいの旅行タスクを終えたので鎌倉駅に戻ることにする。明日にするつもりだったレモンパイに駆け込めるかもしれなかったのと、ホテルにテェックインできる時間になっていたため瓶のビオフェルミンを置いてきたかったため。
荷物をピックしてホテルにチェクイン。ビオフェルミンに別れを告げる。他にもいらない荷物は置いて行ってしまう。旅行は身軽にしてなんぼ。



そして豊島屋洋菓子舖置石さんに駆け込み訴え。申し上げます。申し上げます。旦那さま。私にレモンパイをください。
しかし。レモンパイはなかった。売り切れていた。ガーン。
仕方ないのでモンブランをいただく。というかもうクローズ近くなっていてケーキ類はほとんど売り切れていた。失態。
でもモンブランも非常に美味しかった。

〜たらたら書いていたら携帯が壊れ画像データが全て死んだのでこの辺りから写真が消えます〜

(ラノベタイトル)

それから1時間くらいお土産買ったり冷やかしたりしたら、また江ノ電の乗り場に向かう。
だいたい無計画のぶらぶら旅だが、夕飯をいただくところは決めていた。
もう一度七里ヶ浜で降りる。
周辺が暗くなってきていて、やっぱり暗くなる頃に海辺で追加デートするのおかしいって!と思う。私は「冬の海デートっておかしいだろ!」の気持ちが拭えず、男の子を冬の海デートに誘ったことがない女。東北の厳しい海しか知らねぇんず。

かの有名な珊瑚礁さん。
そこでご飯をいただく。喫茶ではないけど、せっかくだから行きたいよね。
割と早めに行ったと思ったけど、お店はもう混んでいた。呼び出しベルをもらって外で待つように言われる。多くの人は車で来ていて、外で待っている人が見当たらなかった。どうしようかと思っていたら、駐車場の奥、お店の下に待ちスペースみたいなところを発見できた。しかも、そこで一人待っていたら、駐車場整備のおじさんが扇風機をつけてくれた。ありがたい。人ってあたたかい。

キーマカレーを注文。
めっっっっっちゃ美味しい!!
スパイシーで私には少し辛かったけど、このスパイシーさがクセになるうまさ。書いていて、美味しさを思い出してまた行きたくなっている。辛さとうま味っていうのが、本当に絶妙だった。また食べたい。

そうして一日目の旅程は終了。ホテルに帰る。
ホテルのテレビでDMMが見れたので、無料配信されていた刀ミュの真剣乱舞祭流しながらめちゃノっていたのだが、静かにしていると結構廊下の音とかも聞こえるホテルだったので、私によるKEYMANは廊下にドン聞こえだったかもしれない。

あとYouTubeで「BEYOOOOONDSの伸びしろ」にて配信されてる平井美葉ちゃんの鎌倉一人旅の動画も見た。
この動画が、一人旅を実現させる後押しをしてくれた。よもやま溢れ話。

旅行2日目

朝は早めに起きた。せっかくなのでいい朝ごはんをいただきたかったため。
グーグル評価で「ラップ音がする」とか書かれてるホテルだったけど特に何もなくてよかった。壁に変なシミがあったくらい。
あと、一岡伶奈さん絡みの用事は大体一日目で終わらせてしまったので、後は特に話題に出ることはないかと思うので、興味ない方はここで終わっていただいて大丈夫です…
さて、朝ごはんはCOBAKABAさんへ。
卵かけごはん定食をいただいた。朝から「日本の朝ごはんでござい」といった感じのものを滅多に食べないので、いい朝を過ごしている感じ。もちろん卵もご飯も美味しかったが、なんか…味噌汁がとっても美味しかった…………。カボチャとか冬瓜がごろっと入っていて、食べ応えがあり、そして沁みてくるような優しい味噌のあじわい……。思わずうっとりしてしまった。
あとオリジナルブレンドだったかな、お茶も美味しかった。ちょっと独特な感じがクセになる感じで。売っていたので茶葉を買ってしまいたかったしめちゃくちゃ悩んだが、家に死ぬほど紅茶の茶葉があるので諦めた。
写真をロストしたことが死ぬほど惜しい。とてもいい定食だったので、よければ調べてほしい。

朝ごはん食べてチェックアウトもしたはいいが、まだ何もやっていない時間なので、銭洗に行くことにした。
なんか小町通りに銭洗弁財天の案内看板みたいなのが出ていたので、歩いてもすぐだろうと思ったのだ。
でも、これがめちゃくちゃ歩かされた。山の中にあるのですごい登るし、朝とはいえ暑いし。小町通りの方面からグーグルマップの指示に従って歩いたら、『ポニョ』のワンシーンにあったようなトンネルを歩かされて怖かった。あの人型だったポニョがだんだん人型を保てなくなっていくのが怖い。鬱蒼とした草木に人ひとりいない住宅街。あんまりトンネルって歩かないし、音がとても響くのもあって、ビクビクしながら歩いた。

さて、やっとの思いで着いたはいいものの、もう来たくないなぁの気持ちが強い。春とか秋がおすすめだと思う。せっかくだからお参りして、銭を洗って帰るか。と見渡すとそれっぽい場所があったので、いそいそとなんか水場で小銭とか一応お札も洗う。
でも、何かに入れて洗いたいが作法がよくわからないし、お札は濡れたまま財布にしまって破れないか?
わかんないわかんない泣、と思ってそこそこに済ませて立ち去ろうとしたら、後ろを向いた正面にあの…ありましたね……社務所が…………。そこで銭洗セットみたいなのが売っていた。もう恥ずかしくて恥ずかしくて。なんて罰当たりなんだろう。すぐに立ち去りました。もう行けないと思う。

ゆっくり優雅に(?)朝の時間を使ったら、BAM鎌倉 英国アンティーク博物館へ。
女オタクは大抵どこかでイギリスを通り、イギリスに憧れている(偏見)。私のイギリスはハリー・ポッターから。どころかオタクもハリー・ポッターから。隙自語失礼。

結構こじんまり?とした博物館なのだけれど、階段とかにも展示がされていて楽しかった。
特にホームズの部屋が再現されている部屋はアツかった。重厚でとても良い。私はイギリスエンジョイ勢なので「こまけぇこたぁ知らねぇ!」状態なのだが、音声ガイドが自動的についてくるので安心。
売店もとても楽しかった。エリザベス女王とコーギーのグッズとかあった気がする。本当にファブリックポスター(確か)が欲しかったが、もう家はすでにオタクの壁になっているので諦めた。

英国アンティーク博物館を出たら、いい感じに時間になっていたのでもう一度豊島屋洋菓子舗置石さんに向かう。
レモンパイ食わずに帰れるか。
今度は開店からそんなに時間も経ってなかったので、無事頼むことができた。
ああ、もう写真をロストしたことが惜しい。
美しいメレンゲの薔薇よ!軽くパリッとした食感にうっすら抜ける檸檬の香り。夢のような味だった。
余談だが、このレモンパイ、レモンから連想される黄色のイメージと美しい薔薇の形もあってヒメノ・ラン様に似てる。

さて、旅の目的は全て消化した。満足である。
後は消化試合みたいなものなので、小町通りでお昼ごはんだけ食べて帰った。
大体1.5日くらいの旅はこれにて終了。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。



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