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詩 原始宗教(アニミズム)

原始宗教(アニミズム)という言葉には純朴、神秘的、郷愁といった肯定的な印象を思い浮かべる一方で、我々の無意識下に、「昔の人は幼稚で馬鹿だったんだ」というウソを刷り込む陰湿な仕掛けが仕組まれている。
「原始」などと如何にも言外に自分たちの方が優れている、進歩している、とでも言わんばかりの、傲慢で浅はかで下衆な優越感が潜んでいるわけだ。
これは唯物史観という毒による仕掛け、罠だ。
唯物史観という毒。
進歩的歴史観という毒。
立派な教典を有した先進的な(はずの)現代の宗教が、
こうも争いごとが絶えないのはなぜか。
その聖職者がこうも俗に塗れ悪事が絶えないのはなぜか。
彼等が救わなければならない人を救おうとしないのはなぜか。
私にはどうしてもそれが先進的だと思えない。
もういい加減、気づかなければならない。 
全身に毒が回ってしまう前に。

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