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金のデザート:ふわしゅわ新食感のアレ

厚切りで金沢区20万人の人生を
ワクワク笑顔にしたいタイプの男
肉汁マスター イケタカです(^^)/

春の特別コースの紹介も
前菜3品、メインの極上肉が3品、
〆の1品ときて、いよいよラスト。

最高のお食事を楽しんで頂いた後は、
お口直しの甘味でコースが完結します。

ということで、
デザートのご紹介です。

今までご案内してきた
前菜とメインディッシュについては
以下のリンクからご確認下さい。

前菜1品目 エース級のアレ:
https://note.com/nikujirucenter/n/nf81b4be28863

前菜2品目 本場で通じないアレ:
https://note.com/nikujirucenter/n/n88617f0ce486

前菜3品目 ちょっと辛いアレ(覚えてますか?):
https://note.com/nikujirucenter/n/n06d730d45869

メイン1品目(これを食べなきゃ始まらない!):
極上の厚切り
https://note.com/nikujirucenter/n/n230bce2de273

メイン3品目:
クライマックスを飾る王様
https://note.com/nikujirucenter/n/nc2e2699a2455

メイン2品目:最強開運肉(謎)と締めのアレ
https://note.com/nikujirucenter/n/n6658619284e0

それでは、
春の特別コース
最後に召し上がって頂く
デザートを発表します。

それは、
先月の企画、
2周年記念コースでも
お褒めの言葉を頂きました、

『カステラじゃないカステラ』

です。

お客様からは、意味不明だと
ツッコまれることも多い
このカステラですが、
召し上がって頂いた方は皆
満足されています。

なぜ、焼肉屋でカステラを
お出しするようになったのか?

その理由をお伝えしておきます。

新型コロナウイルスが
日本でも猛威を振るい、
多くの飲食店が大打撃を受けました。

政府やテレビなどのメディアは
主な感染経路が飲食店だとでっちあげ、
お客様の店内利用が激減。
(クラスター発生は他の施設に集中)

それに伴い、テイクアウト、
デリバリー需要が拡大。

当店でもお弁当を出してくれ、
とお客様からご要望を頂くことが
度々ありました。

ただ、これには抵抗が...

というのも、焼肉や
焼肉を使ったお弁当は、まぁ、
それなりに美味しいものに
なるとは思います。

出来立てのホカホカを
食べて頂ければ。

ですが、お客様の都合も
あるので、今すぐ食べて下さい
というわけにはいきません。

5分後に食べられる方も
いるでしょうし、
30分後の方もいると思います。

そうなると、店の味を
完全再現など不可能。

結果、お客様をがっかり
させることにもなりかねませんし、
弁当だけで低評価を頂いたら
悔しい気持ちしか残りません。

また、正当な評価をされないのは、
お肉に対しても失礼だと感じたわけです。

なので、焼肉やお弁当の
テイクアウトをご希望を頂いても
提供はしてきませんでした。

そこで、考えました。

店で食べても家で食べても
美味しくて栄養価の高いものは何か。

老若男女、多くの方から
喜ばれるものは何か。

業態にとらわれず
自分ができることを
来る日も来る日も考えたんです。

考えすぎて頭からプシューっと
煙が上がりそうな日に閃いたのが
カステラじゃないカステラです。

なぜ、カステラに決めたのか。

それは、緊急事態宣言の
延長に継ぐ延長で疲弊したお客様に
少しでも笑顔になって
もらいたかったから。

イメージしたのは、

“心安らぐひと時”

です。

優しい味わいで、
一口食べたら自然と
笑みがあふれる...

恋人やご夫婦、
ご家族のだんらんで
一役買うことができたらいいな、
そう思ってカステラに決めました。

焼肉家でありながらお肉ではなく
南蛮渡来のカステラでも
巷で話題の台湾カステラでもない。

他では食べられない
カステラを開発できたので

『カステラじゃないカステラ』

と意味が分かりづらい
商品名になりました。

実は、私、2021年の春頃に

「台湾カステラが流行っている」

という噂を聞き、
都内、横浜はもちろん。

日本全国の有名店、
話題の台湾カステラを
片っ端から取り寄せたり
行列に並んで食べてみたんです。

でも

「心がワクワクしてこない」
「スポンジケーキの出来損ないみたい」

と感じてしまった。

店ごとの個性はあるものの
時間とお金を注ぎ込んだ割に
満足するものではありませんでした。

台湾カステラとは
そもそも何なのだろうか?

と、疑問は大きくなるばかり。

気になると止まらない性分もあり
一昨年の夏の間、方々の台湾カステラを
試食し続けました。

その結果、
お腹はポンポコリン...

3キロも太りました。

なんでも食べ過ぎはダメですね。

ですが、大量のカステラを試食し
お腹に脂肪を蓄えたことで
どんなものにするか
イメージが固まりました。

ひと口食べたら
自然と笑顔になれちゃう。

3時のおやつ界隈のカステラや
話題の台湾カステラとも違う。

ふわふわでとろける、
優しい甘さと卵の風味も
ちゃんと感じて一口食べたら感動する。

そんなカステラを作ろう、
と思いました。

そこで、お菓子作りが得意な
私の妻にイメージを具体的に報告。

すると、こんな感じが
いいんじゃないかな、
と焼いてくれたんです。

作り始めて約1時間半後、

「食べてみて!」

と、私の前に置かれた
黄金色に光り輝くかぐわしい物体。

焼きたてということも
あったと思います。

でも、もうこの時点で、
私が大量に試食した台湾カステラとは
佇まい、香りはまるで段違い。

見た目のプルンプルンした感じも
躍動感に溢れています。

そして、パクリと一口。

「ふわふわしゅわぁ〜」

「うわっ、噛まずに溶けた!」

淡雪の様に口の奥に消えていく
そんな感覚でした。

どこか、ホッとして、
心が暖かくなる食べ心地。

求めていたのはこの新食感です。

これをお客様にも食べてもらいたいと
思いました。

しかし、ここで問題発生。

業務用のハイスペックオーブンを
導入するも全くうまく
焼けなかったんです。

焼肉屋の夫婦ごときが
プロの味わいにそう簡単に
到達するわけがありません。

当店のカステラで使用するたまごは、
ケージフリーでたっぷり運動をして
自然の餌を食べ健康的に育った
鶏の旨味濃厚なもの。

仕入れ値もなかなかです。

試作の段階で使ったのは1,137個。
(たまご価格爆上がりの今でなくとも 涙)

毎朝、毎朝、黄身と卵白に
私が手ですくい分け、
妻が、メレンゲをひたすらミキシング。

そうして生地を作ってオーブン投入。

しかし、来る日も来る日も
結果は散々...

本当に辛い日々でした。

これではいつまで経っても
お客様に感動のカステラ体験を
届けられない、なんとか状況を
打開しなければ...

そう思い、私の旧知の仲間である
現役パティシエに頼み込み、
猛特訓を受けることになりました。

目指したゴールは、、、

派手さはないけど何処にもない、
週3回以上でも食べたくなる
味わいです。

使用する材料も厳選しています。

北海道産の小麦粉、
新鮮な牛乳、非加熱のごま油。

もちろん、膨張剤や消泡財、
香料など添加物や保存料は
一切使いません。

そして、一番の特徴、
主役とも言える

「プルプルふんわりしゅわぁ〜」

の、くちどけ食感を演出するには、
一般的な玉子の30倍を超える
ビタミンE含有、日本一こだわりの
玉子をたっぷり使用。

こだわりの食材でどうしたら
納得するものが作れるのか
パティシエに相談すると
ものの1時間で解決してくれました。

ひとつひとつ、
丁寧にメレンゲをホイップし
卵黄、生地とミキシング。

あと企業秘密の裏技。

出来上がったものは、
しっとりかつプルプルの
弾力を持たせながら
ふわふわしゅわ〜の食感に。

試作から1ヶ月ほど
完成できずに悩んでいましたが
一発で理想を実現するスキル、
パティシエ恐るべしです。

最初から相談すれば良かった(涙)

頑固な職人気質を曲げないと
こういうところで損しますね^^;

当店の

『カステラじゃないカステラ』

は、他店と比べると、
一層柔らかく感じるかもしれません。

しかし、吟味した材料を
ふんだんに使用しているので
食べ応えはしっかりしていて
腹持ちも良いです。
(膨張剤など添加物が入ってない証)

そんな当店のカステラは、
まず、塊のままを耳元で手で割いて
聞こえてくる音を愉しんでみて下さい。

今まで感じたことのない
ジュワ〜っと気持ちの良い音が
鼓膜の奥まで押し寄せます♪

ちょっと応用編ですが、
ふわしゅわぁ〜の生地を軽く
トーストしてクリームを添えると
更に贅沢なスイーツに。

相性が抜群。

やめとまです。
(やめられない止まらない)

個人的には
バニラアイス添えがおすすめ。

テイクアウトする場合は、
ご自宅でトーストすることで、
他にはないカリッと、もっちり、
じゅわぁ〜の3拍子に。

そのまま食べても
十分美味しいのですが
これも一興。

先日お求めいただいた
お客様に感想を聞いてみると、

「こんなに生地が詰まってるのに
 あり得ない柔らかさ」

「翌日トーストして食べたら絶句しました」

という方もいらっしゃいますし

「誰にも教えたくないカステラです」

ともおっしゃいます。

本当にありがたいです。

私としては、他にはない、
日本一のこだわりで焼いている
自慢のカステラなので、
大切な人と一緒に
愉しんで欲しいのが本音です。

ガリガリに痩せ細っていた私(?)が、
ぽっこりお腹のメタボ体型になるほど
試食をし、試作に試作を重ねて
ようやく辿り着いた当店だけの味わい。

『カステラじゃないカステラ』

この機会に是非一度ご賞味下さい。

焼肉屋のママの手作り


ちなみにですが、
当店のカステラ、
牛タンカレーと共に

『全国のオーナーシェフが選ぶ絶品グルメ
 グランドキュイジーヌ』

にエントリーし、
スイーツ部門で金賞を
頂くことができました。

頑張って完成させた甲斐がありました^^

スイーツ部門:金賞受賞


一旦これで、肉汁センター
”春の特別コースのご紹介が
最後となります。

ただ、仕入れるお肉の量も
限られるため、全ての方に
ご提供できない可能性がございます。

ご了承下さい。

また、コースのお値段や
ご予約に関する内容も
整理して近日お伝えしますので、
もうしばらくお待ち頂ければと思います。

ということで、
ふわしゅわカステラと厚切りには人生を
極上にするパワーがある!

肉汁MAX!!!(謎)

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