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マジで面白い行動経済学15選!

行動経済学とは、人間が必ずしも合理的には行動しないことに着目し、従来の経済学では示せなかった社会現象や経済行動を人間行動を観察することで説明しようとする新たな経済学のことです。

人が判断して行動を起こす際の直感と感情を重視し、さらにそのメカニズムを明らかにする学問とも言えます。

また人間の心理に基づく行動に着目しているため、心理学とも深い関係があります。


では私が学んだ15個を紹介させて頂きます。もし好評でしたら個々に深掘りして記事にしていこうと思いますので、面白いな!タメになった!また見たい!と思ったらいいねやコメントして頂けるととても嬉しいです!!


代表制ヒューリスティック

様々な物事を見聞きした時に、すでに抱いているイメージに囚われて偏った判断をする事。

ここで問題です!ある日突然校舎の壁面にスプレーによる大きな落書きがされていました。犯人である可能性が高いのは?

A:高校生 B:不良の男子高校生

大体の人が「不良=落書き」というイメージを持っているのでBを選んでしまうと思います。しかし、合理的に考えるとAが答えです。BはAの部分集合となるためAのほうが可能性としては高くなるのです。これが代表制ヒューリスティックです。


利用可能性ヒューリスティック

ある物事が起きる可能性を判断する際に、自分が以前に見聞きして頭に思い浮かんだ事柄に影響されること。

例 .ニュースの飛行機墜落事故→事故の確率が低いと知っていながら飛行機乗るのを避けてしまう。


極端回避性

三段階の選択肢を提示されると一番上や下という極端な選択を回避し、できるだけ無難な選択。つまり真ん中の選択肢を選ぶ傾向。

例 .Sランチ4000円 Aランチ2000円 Bランチ1000円→Aランチを選択する。

確かに牛角に行くと必ず真ん中のセットを頼んでしまいます。これを活かして真ん中のセットの利益率を高めに設定してる企業もありそうですね。


保有効果

一度でも自分が保有すると実際の価値よりも高い価値を作り出してしまう傾向。

私は子供ができたらこの効果を有効活用していきたいと思います。例えばテスト勉強の際に

A 80点取れたらプレゼント
B 「勉強しなさい!」と言う
C プレゼントあげて80点取れなかったら回収

という選択肢があったとしたらCが最も良いということですね。保有効果の観点から勉強はますます頑張るでしょうね。


アンダーマイニング効果

報酬が動機を阻害すること。
好きでしていた行動(内発的動機)に報酬(外発的動機)を与えられることによってやる気がなくなってしまう現象。「土台を壊す・弱体化させる」という意味。

イチロー選手が国民栄誉賞を辞退し続けた真の理由なのかもしれませんね。


フレーミング効果

枠組みを変えると価値が変わる事 。私たちは目の前にあるものを直感的に判断するため提示の仕方で印象が変わる。

例.死亡率20%の手術。→成功率80%の手術。というようにポジティブな情報に変換できますね。


メンタル・アカウンティング(心の会計)

心の中でお金の価値を計算する事。入手方法や状況に応じて本来の金銭的価値とは異なる独自の優先順位を付ける事。

例.自販機で買う200円のお茶→けちりたくなる。一方、彼女に奢る1万円のディナー→けちらない。


アンカリング効果

基準となる情報に左右されて価値の大小を判断する事。(非合理的な判断)

例. 15000円→12000円に値下げしたA社
20000円→12000円に値下げしたB社
差額を見るとお買い得なためB社にて購入。これはドンキホーテがよくやっている戦略ですね。


親近効果

複数の情報を順番に提示した際、後に提示された方を印象強く評価してしまう事。

例.デートが終わり、別れの一言。

 とっても楽しかったけどたくさん歩いて疲れた。 →ネガティブな印象
たくさん歩いて疲れたけどとっても楽しかった!→ポジティブな印象


ハロー効果

表面的な特徴に引きずられ、全体の評価をしてしまう心理効果。

例 .勤務会社や出身校が有名だということだけで、人物を高く評価する。→肩書きのみで評価。

実際この心理は必ず働いてしまうものです。大事なのはハロー効果というものがあるんだなと頭の片隅に入れておくこと。それだけでも騙されにくく、本質を捉えられる人間になれると思います。


目標勾配仮説

ゴールに近づくほどやる気を出す。

例 .筋トレメニュー腹筋100回。終盤で「ラスト5回だよ!」と励ますのではなく「100回のうちの最後の5回だよ!」と励ます。

このテクニックはリハビリ中にかなり使っています。患者さんのやる気に少しでも繋がっていたら嬉しいですね。


バーナム効果

性格診断などでどんな人にも当てはまる性格に関する記述を提示のされ方によって自分のものと解釈すること。

私自身血液型占いなどは全てこの類の物だと思っていますので全く信じていません。すみませんウソつきました。いいところだけは信じています。


サンク・コスト効果

埋没費用に引きずられて、ずるずると非合理的な決定をしてしまう心理現象。


例 .ネットオークションやパチンコ

常に今を捉えて、埋没費用を考えずに合理的な判断を繰り返していくことがビジネス業界で生き残り続けてる企業なのかもしれませんね。


デフォルト効果 

初期値からわざわざ変えようとしない心理。  

例.北朝鮮の選挙
信任なら白紙で提出 不信任であれば✖︎を記載

これが金正恩のやり方ですね。


ピーク・エンドの法則

体験の最も印象の強い瞬間と最後の終わった瞬間の印象を平均してしまう傾向。

衝撃のラスト!大どんでん返し!系の映画が人気なのはこれが理由なのかもしれませんね。


最後に

行動経済学の面白さ伝わりましたでしょうか!この学問はマーケティングや商品企画など様々な分野で活用されているため、様々な心理的効果を学ぶことで、企業や取引相手の狙いを見つけ出すことができます。これらのテクニックを駆使して、起業の際に活かしていきたいと思います!


最後まで読んで頂きありがとうございました!!