「セガハードヒストリア」爆誕の模様
お値段16,500円。高いと見るか安いと見るか……
「BEEP!メガドライブ」「セガサターンマガジン」「ドリームキャストマガジン」の系譜に連なる新刊来る
「どうやってこの企画通したんだ?」というウソみたいな本の発売がSBクリエイティブから発表された。その名も「セガハードヒストリア」。
2021年7月22日発売予定で480ページの大ボリューム。価格も凄くて16,500円という超級の本だが、この値段設定にはカラクリがある。Windows上で遊べる「チェルノブ」や「ラングリッサー」、「アンデッドライン」、「スタークルーザー」などメガドラタイトル10本のほか、タカラトミーが2019年にガチャで出していた「SEGA HISTORY COLLECTION メガドライブ編」の全4種セット、それから「セガのゲームは世界いちぃぃぃ!」全3巻の電書版(PDF)がヒストリア本体に同梱される。ゲームが1本1,000円として計1万円、ガチャが1,500円くらい、セガのゲームは世界いちぃぃぃの電書が1,000円~2,000円と考えるとヒストリア単体でも3,000円~4,000円といったところなので、妥当な設定ではある。
ヒストリアの詳細は不明だが、ソフトバンクが過去に出していたゲーム誌の「BEEP!メガドライブ」「セガサターンマガジン」「ドリームキャストマガジン」の総集編という側面もありつつ? メモリアルインタビューや読者レース最終版といった新規の企画ページが準備されているようだ。以下SBクリエイティブの商品ページにあったおすすめポイントのテキストをそのまま貼り付けておく。
■たんなる復刻版ではない、真の記念書籍を
「BEEP!メガドライブ」に始まるセガハード専門誌は、のべ300冊、総ページにして5万ページを超える。
過去の誌面をそのまま掲載した、いわゆる「復刻版」として刊行にするには、その情報量はあまりに膨大に過ぎる。
仮に長大なページ数の復刻版を編集したとしても、掲載できるのは全体の1~2%程度にとどまる。
それぞれの個人が読みたいと思っている「想い出の誌面」に再会できる確率は限りなく低い。
そのため本書では、「BEEP!メガドライブ」以来のセガハード専門誌が持つ「精神」を再現するべく、たんなる復刻にとどまらないメモリアルな内容を目指した。
具体的には「当時の誌面を手がけた本物のスタッフの参加」と「膨大な情報の再編」である。
本書は「当時雑誌を手がけていた」編集者が直接参加。
しかも中心的な役割を果たした中核スタッフが携わっている。
メガドライブの時代にメディアの現場でハードを追い、最前線に身を置いていたプロフェッショナル。
彼らの参集によって、「本当に価値ある内容」を目指す。
また、前述した5万ページにおよぶ情報の中には、セガハードとその周辺で起きてきた様々な出来事が記録されている。
過去誌面から必要な情報を系統立てて再編することにより、歴史的な資料価値のある情報を抽出して参照可能にする。
このテキストからして熱すぎて担当者の熱量たるや凄まじい。いや、しかしこの強気な価格設定といい、よく商品企画を通せたな……もしかするとセガ設立60周年に合わせて今年出す予定だったのかもしれないが、その心意気も含めて発売まで存分に期待しながら待ちたい。
予約はAmazonか楽天ブックスですでに受付中。ポイントを考えると楽天ブックスで買い周りマラソン中なんかに注文するのがベストだろう。早期予約しなくても多分大丈夫……のハズだが気になる方はお早めに。
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