見出し画像

【今日は何の日】11月7日・10月革命の日

1917年3月に帝政が崩壊したロシアでは、国民の間で厭戦気分が広がっており、戦争を継続する臨時政府ではなく、即時講和を主張するボリシェヴィキへの支持が高まっていました。ボリシェヴィキは臨時政府からの弾圧にも関わらずソヴィエトで多数派を形成しており、その指導者レーニン武装蜂起による権力奪取を目指すようになります。同年11月5~6日にかけて軍事革命委員会は政府機関を掌握していき、11月7日には臨時政府の打倒「労働者・農民政府」の設立が宣言されました。

タイトルを見て「10月革命って11月に起きたの?」と思った方がいるかもしれませんが、これには理由があります。実はロシアが現代と同じグレゴリオ暦を導入するのは1918年1月31日以降であり、それ以前はユリウス暦が使用されていました。両者の間には13日のズレがあるため、ロシアの暦では10月25日に起きたことが現代の暦では11月7日に起きた出来事になり、事件の名称としては「10月革命」、起きた日付は11月となるのです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?