シングルマザー、読書ノートをつける

以前から読書ノートをつけている。
月に5冊ほどしか読んでいないのだが、たまに本屋さんで「この本、前に読んだっけ??」と、記憶が曖昧で困ることがあって(やばい…歳のせいやな)それで、ちゃんと記憶するためにも、ノートをつけ出したのです。

今日は、4月に読んだ本の中で良かったものを紹介します。

①「優しい暴力の時代」
       チョン・イヒョン著
背筋にいきなり氷を当てられたような感覚を、上っ面の優しさの中に見い出してしまう日常。それを怖いほど静かに描いていると感じた作品。

②「さびしさについて」
       植本 一子
       滝口 悠生 共著
写真家と小説家の往復書簡。
心の奥のひだひだに、すーっと染み込んでくるような、思いやりと素直な不安やさびしさが混じった一冊。
そっと取っておきたいステキな本です。

③怠惰の美徳
       梅崎 春生 著
貧乏で怠けてばかりの生活をユーモア溢れる随筆に。
クスリと笑えます。

その他、こんな本も読みました。
「往復書簡 限界から始まる」
      上野 千鶴子
      鈴木 涼美  共著
私にはテーマが重すぎて、途中で何度か挫けそうになった。
でも、ジェンダーやフェミニズムなどいろんなことを問いかけてくれる本。(答えはなかなか出ないけど…)

「硝子戸のうちそと」
      半藤 末利子 著
夏目漱石の孫にあたる著者のエッセイ。作家の夫との生活や自身の老いについてなど、飾らぬ文体で綴る。

不便なことに、私の住む街には書店がなくなってしまい、電車やバスに乗らないと本屋へ行けません。
それでも、本を読まない生活は考えられないので、また今後も、心に残った本を紹介できれば…と思います。
では、また。(^_^)/~

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?