電圧電流の正の方向とベクトル図をていねいに
ということで今回は、異容量V結線において利用率を最大にするには、というお題に対して、どのような思考プロセスをたどるべきかについて解説します。電験王の解説ページはこちらです。
さて、そもそも異容量V結線とは、定格容量が異なる2台の単相変圧器をV結線したものです。この接続方式の特徴は、同じバンクから三相負荷(動力)に加えて単相負荷(電灯)の両方に電力を供給することができるというものになります。単相と三相負荷に電力を供給する側の変圧器を共用変圧器、三相負荷だけに電力を供給するもの