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【読んだ】脳が知っている 怒らないコツ

おすすめ度 ★★★★☆

この前読んだ「すごい左利き」が面白かったので、同じ著者の本を借りてみた。
怒らないための本をついつい読んでしまうくらいには、日々怒っているので、参考になる。
難しい内容はなく、1時間で読み切れるお手軽さ。
以前読んだ仏教法話の本に通じるところも多く、根っこは繋がってるんだなーとしみじみ感じる。


参考になったところの備忘録。

●怒ると脳圧が上がり、大量の酸素を消費する。必要以上のエネルギーが消費され効率が落ち、正常な判断ができなくなる。
→めっちゃわかる。

●「自分が正しい」と思うと怒っていることに気づけない。悪いのは相手で正当性は自分にあると思うとき、怒りは「義憤」となり客観視できなくなる。
→仏教の本とつながるところ。

●聴覚系が発達している人=人の話をそのまま聞ける人は怒りにくい傾向がある。自分の主観を交えず、相手の真意に即した聞き取りができる。
→これは傾聴につながるとこ。大事だけど、苦手だー。

●左脳が強く働きすぎると、自分を正しいと思い込み相手の話を受け付けなくなりがち。左脳は言語理解や自己理解が得意で、他者理解が苦手だから。→私のことかと思うくらい当てはまる。

●男女の脳の違いは一般的な傾向としてある。女性の方が左脳側の側頭葉が発達していることが多い。自分の考えを言葉にすることが得意で、自分の意見を優先させる・言葉にこだわりがある。男性は右脳・視覚系が発達していて、状況や文脈にこだわりがあり、「世間の価値観」を優先させがち。
→よく聞くけど自分と夫に当てはまりすぎてウケた。


どの本にも共通しているな、と思うのは「怒ることは自分にとって損」だと自覚することだ。
怒りはエネルギーを無駄に消費する割に、相手を動かす効果が低い。コスパが悪い。しかも、怒りっぽい思考回路は年々強化されて、悪化しやすい。
そう考えると、「イライラして思わず怒っちゃう」思考回路を徐々に変えていったほうが自分の老後のためにもなるんじゃないか。

ひとまず、読んだ後2時間位は穏やかな人でいられるので、お守り的に持っておいて、イライラした時に読もうかな。


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