1人で産むと決めてから、泣いてる時間もないほど怒涛の妊娠期。
こんにちは!
前回の記事は読んでいただけたでしょうか?
早速、前回宣言した通り未婚シングルで出産予定の方への情報発信回です✨
今回は妊娠~出産までのことについてです。
私の体験をもとにしているので参考になるかは分かりませんが、頭の整理に役立つといいなと思ってます。
何の前触れもなく訪れた未婚シングルへの道
個人的なことはいつか限定公開にしようかと思ってかなり簡潔に話しますが
妊娠6か月手前、ある日突然彼から依頼されたという弁護士さんから連絡が来ました。
「依頼人は中絶を望んでいます」の言葉にパニック。
今後のやり取りの仕方などの確認をして電話を切ってから、とても正常とは言えない精神状態の中、ひたすらどうするのが正解か考えました。
この考えている間のたった数日間がとても長かったような気がします。
沢山葛藤しながら産む決断をした私ですが
皆さんも同じ決断をするまでに、沢山の意見を聞いて分からなくなったりしていたと思います。
子供が可哀想とか、否定的な意見も本当にめちゃくちゃありました。
でも、産むって決めたんです。
色んな未来を想像しても、結局子供と暮らしていくためにどうしたらいいのかという考えに行き着いてしまうから。
中期中絶って、分娩と同じなんです。
陣痛おこして、出産して、死産届け出して、火葬して、埋葬して。(病院でやってくれるところもあります)
そんなの嫌だ。
あぁ、私やっぱり産みたいんだな。
この子に会いたいな。笑顔が見たいな。
理由なんでそれだけで全然いいじゃん。
育てるのは私なんだから。
子供が可哀想かどうかは、子供が決めること。
他人がジャッジすることではない。
私の人生に責任が持てないくせに、自分の事じゃないからって世間の意見代表ですみたいな顔して振りかざしてくんな!!!!
産んで幸せにする!!!!
ってなったんです(笑)
身重すぎて動けないけど、子供が生まれたらもっと動けない!
とはいえ、先行きが不透明すぎる…どうやって生活していこう?
産むのはもう揺るがない決意として決めたが、何もかもが不安。
なんてったって、こっちは妊婦。
そうなると限られた妊娠期間のうちに準備できるものはしておきたい。。
相手が弁護士つけてるから私も弁護士?
養育費とかどうなるんだ……とか色々考えながらも自分なりに調べて、相談内容と相談先を大きく2つに分けることにしました。
相談先を「制度」と「司法」に仕分ける
真っ先に弁護士相談に行きたいところですが、ちょっと待ってください。
弁護士の仕事の範疇ではすべて解決できません。
「やらねばならないこと」を振り分けていけば、動き易くなります。
なんてったって、こっちは妊婦。身重すぎてあちこち行けません!
そして相談先を振り分けるには、大きく2つです。
ここで大事なのが、慰謝料は後でもいい。今は忘れてください。
慰謝料は主張できますが権利として必ず取れるものではなく、時間も要するからです。
もちろんしっかりとっている方もいますが、まずはあなたと子供が生きていくためのこと、
そして、生まれてくる子供にある権利を先に確保することです。
これは一人でも産むことを決めた母親の役目でもあります。
それでは確認しながら分けていきましょう。
①産む病院は決まってますか?
とにかく一人で家で産もうと思わないでください。
ここで強く言いたいのは、産院は妊婦さんの見方です!
産みたいと言っているお母さん達をサポートしようとしてくれますので、色々不安だと思いますが、まずは産院を決めてください。
あなたが思っているよりも遥かに見方でいてくれますよ。
受診できていない方や選び方が分からない時は、助産師外来をやっている産院をお勧めします。
生まれてくる赤ちゃんの関係で、必ず今の家族状況やお相手の事を聞かれますが、病院には包み隠さず話すことで、役所との連携も取ってくれます。
②母子手帳はもらってますか?
赤ちゃんの心拍が確認出来たら、病院から母子手帳をもらってきてねと言われます。
・すでに貰ってる方は保健センター(もしくは交付している管轄課)に現状の電話をしてください。
・交付がまだの方は、貰いに行く前に電話口で未婚シングルで産むことを話してください。
※電話での伝え方は、
「未婚で産むことになったけどどうしていけばいいか不安だから、今後の生活やひとり親として受けられる支援などはどういったものがあるのか、相談に乗ってほしい」
みたいな感じで伝えてみてください。
あとは訪問だったり面談だったりの時に、役所への窓口や資料など準備してきてくれます。
私はわんわん泣きながら話を聞いてもらい、相談窓口などを教えてもらいました。
もしここで担当の人がいまいち親身ではなかった場合、担当変えてもらいましょう。
③お金の目途は立ちそうでしょうか?
まず相談する時に、今の預金でどれくらいの間は生活していけそうかを聞かれます。
ご自身の出産予定日と、その後数か月の生活が成り立つのかを計算してみてください。
・収入がない人は保健センターに相談後、役所の窓口(福祉課など)へそのまま行ってみてください。
・直接支払制度を利用しても出産費用が不安な人は、同じく保健センターに相談して窓口を教えてもらってください。
・働いている人は産休、育休が取れるかを会社に確認してください(まだ未婚云々は伝えても伝えなくてもどちらでもいいです)
※働いている人で出産手当金、育休手当を申請予定の方、すぐには入りません!
出産手当金は出産日から3~4か月、会社の人事総務のスピード感によっては5~6か月後の場合もあります。
育休手当は育休開始から2~3か月なので出産日から4~5か月後くらいです。
産休に入ってから5、6ヵ月は収入ゼロの頭でいてください!
④ママと赤ちゃんが住む場所は確保できている?
同棲中の方、ご実家に頼れない方。
現在、もしくは今後住む場所の確保はできていますか?
こちらも①の時に相談できますので、住む場所がない方は
・いつどんな状況になるのか
・どうなるかも分からない場合はその旨を
上手く纏まらなくても、ありのまま話すだけでいいです。
⑤子供の認知の話はどうなってる?
未婚で産むので、当然相手の戸籍にも子供の戸籍にもお互いの名前は載りません。
認知は子供の権利です。
そして、できれば妊娠中に片づけておけると産後だいぶ楽です。
・胎児認知(妊娠中でもOK)
・任意認知(出生後)
・強制認知(出生後→調停→裁判)
認知に関しては子供と彼のことになりますので、手続きは相手がすることになり、母親が勝手に届出をできるものではないのです。
細かいことは別の記事に単体として書きますが、今は認知してもらえるかどうかをまず把握して下さい。
弁護士や調停を考えるのは、それからです。
認知しないと決めているママさんは、窓口相談時に聞かれたら伝えてくださいね。
⑥養育費は?
お互いの口約束ではなく、公正証書が作れそうでしょうか?
話にならない場合は法の場で決めることになりますが、その場合認知されていないと法律としては彼に支払い義務は出てきません。(これが未婚シングルのめんどくさいところ)
離婚などで任意で取り決めをした場合でも、支払いが滞ることの方が多いです。
私の周囲では90%払わなくなっています。。。
なのでこちらも後で別記事にしますが、裁判所で調停となった場合でもまずは認知からなので、優先度としてはちょっと低くなります。
気持ちとしては最優先にしたいところではありますが、
「まずは出産するための優先度」として低くなるだけですので安心してくださいね。
養育費は子供の権利です。認知さえしていれば、払わなければなりません。
必ず貰うためにも、意思の確認を記録として文面でやり取りし、相手の意志がどうあれ貰える準備をしましょう!
仕分けたら相談先が見えてくる
他にも細かな心配事は沢山あると思いますが、とりあえず妊娠中に整理しておきたいことはこの6つ。
以上を踏まえて、相談先を仕分けてみるとこうなります
制度の相談先
①~④は、窓口や管轄が違えど国や自治体の制度として
何かしらの支援が受けられるのか、まずは保健センター(もしくは母子手帳を配布している窓口)から行きましょう。
「行政は大したことしてくれない…」
という人も多いですが、こちらから動かない限り何もできないのが現状です。
私は行政にあまり期待していなかったのもありますが、予想以上に親身になってくれたことにとても感謝しています。
特に出産に関しては、余程の自治体じゃない限りはSOSを出せばサポートしてくれます。
更に私たちのような人が助けを求めれば、特定妊婦として支援を受けられやすいです。
その為にも、まず①~④を把握して伝えることが最優先です!
もしあなたが今、何も準備できずとにかく涙があふれていっぱいいっぱいな場合は、一番最初に産院か保健センターどちらかに話してみてくださいね。
司法の相談先
⑤、⑥は弁護士相談が一般的です。
ここで注意していただきたいのが、
認知や養育費の弁護士費用は他の案件より少し高いです!
最初から全部お願いするつもりで行くと、家計がかなり圧迫されてしまいます。
実際私も相談に行った際、
「着手金だけでも費用がけっこうかかってしまう。出産や生活費に少しでも取っておいた方がいいから、自分で頑張れるとことまでやってみて拉致あかなければ依頼するでもいいと思う。」
とまで言われました(笑)
なるべく費用を抑えたい方は、認知の種類や調停にする際の流れなどを聞くための相談に行くといいでしょう。
(③、④)として入れた理由は、出産費用は相手にも請求できますので負担してもらいたい場合は一緒に相談するといいでしょう。
同棲してる方で弁護士に依頼した場合、当面の家賃や引っ越し費用を負担してもらえるか交渉してもらうのもアリです。
慰謝料はいったん忘れてと言った理由
認知と養育費は法的に相手に要求できますが、ここで先に慰謝料云々言ってしまうと払える予定だった養育費も預金が尽きて後々面倒になることがあります。
順序を踏んで公正証書などを作成していれば差し押さえできますが、支払い能力がないと結局泣き寝入り状態です。
そもそも養育費は子供の権利であるので、ママさんへの慰謝料は別件となり支払ってほしいところではありますが
逃げるような人が全て誠実にできるとも思えません。考えただけでストレスですね(T . T)
今後もしっかり養育費を貰い続けるためにも、まずは法的に必ず勝ち取れることから確保していきましょう!
③、④の金銭面や当面の家賃負担は子供が絡んでくるので法的効果はなくとも交渉すればOKなケースはよく聞きます。
その辺から確保するためにも、「慰謝料はいったん忘れる」と言ったのはこうゆうことです。
弁護士さんに相談するなら
先程は「慰謝料は忘れて」と言いましたが、あくまでも弁護士さんに依頼せず自力でやってみる方へのアドバイスです。
相談だけしたい人におすすめなのが、
「法テラスは最後までとっておく」です!
私もアドバイスをもらって何回か弁護士相談に行きましたが、3パターンで利用しました。
初回無料で相談できるところに行く(離婚事件などに強いところ)
市役所でやっている無料弁護士相談を予約する
調停になった時の準備段階で法テラスを利用する
法テラスは1つの案件で3回まで無料相談できます。
依頼せず自力でとなると、専門知識を調べるのもなかなか大変。
調停や裁判になって拗れたときに相談できるようにしておくと安心です。
もしそうなる前に使い切ってしまうと、初回無料の相談でも時間制限があるので
最初から説明するのに時間がかかりますし、結局依頼して着手金がかかってしまうので、まずは無料相談で安心できなかったら、法テラスに行くのもいいと思います。
法テラス対応事務所なら安く依頼できますので、いったん調べてみてくださいね。
でもやっぱり、体調が一番大事!
いくら自分で覚悟したからって、妊娠中の体やメンタルでやるのは本当に大変なことです。
普通に妊娠してなくてもこんなのかったるいったらなんの(笑)
お母さんの体調を見ながら、しんどい時は無理は禁物です!
私はストレスと無理のし過ぎで出血したり貧血だったり本当に影響されました。
関係ないとは思うけど、妊娠糖尿病もそのせいだと思ってます、、、(笑)
母子共に元気で会えるように、絶対に無理はしないで下さいね。
一つ頑張ったら、好きなもの食べたり休んだり自分を甘やかして妊婦生活も楽しんでください♡
それでは、またお会いしましょう。
なんかちょっと偉そうに語ってしまいましたが、少しでも参考になれたでしょうか…(>人<;)
今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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