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〈自己紹介〉 nikiです

※この自己紹介記事は2020年に書いたものですが、2023年の今読み返すと自分の考えが大きく変わっていて面白かったので、元の文章はそのまま残し現在の状況を追記して書きました。


「海外在住で文筆業を営んでおります佐々木仁綺と申します。」
「海外在住で在宅勤務をしておりますnikiと申します。」

もとい、「パートナーと暮らすために仕事を辞めてオーストラリアに渡ればストレスも減るだろうと思ってのこのこやってきたら今までとは違うストレスばかりを感じるようになって、なんとかこのフラストレーションを発散し自己実現と金を稼ぐために本気でプロのライターを目指すようになったけど、『ライター』という言葉がいまいち好きじゃなくて『文筆業』という単語を使っているアラサー女の佐々木仁綺、やはり私は文筆業1本で食っていくのは無理と理解し、生きていくためにサラリーマンとして働き、自己表現として文と絵を描き溜めていこうと決めたnikiと申します。」

私は今、とても孤独です。
(2023年私:最近はそんなに孤独を感じなくなりました。)
2019年まで東京で働いていたのですが、2020年が始まる直前にオーストラリアへやってきました。オーストラリアではパートナーの家で暮らしつつ、カフェなどの現地バイトをしながらライターとしてのキャリアを積みたいな〜とのほほんと構えていたのですが、2020年を狂いに狂わせたコロナの影響もあって、その目論みとは全く別の状況に陥っています。

2月初めに現地バイトを始めましたが、コロナの影響で1ヶ月足らずでほぼ出勤停止。その間に予想外の引越しをすることとなり、その仕事は辞める形となりました。
4月にセントラルコーストのとあるビーチタウンに引っ越しました。
とても綺麗なビーチの近くに家があり、地域自体も静かで治安の良い場所ですが、車がなければ何にもできません。隣町まで徒歩で40分かかります(それでも良い散歩とエクササイズになるので歩いていく)。

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友達もおらず、会社員時代のように買い物で気晴らしするような場所もなく、そもそも散財できるほど稼いでおらず、ああ、もうビーチで毎日ひねもすのたりのたりするしかないのだろうか、としょげてばかりです。
(2023年私:この田舎暮らしも板につき、しょげる回数は減りました。今オーストラリアの運転免許を申請中で、あと1ヶ月くらいでこちらでも運転できるようになります!)

いやしかし、発想の転換をしてみよう。
去年の自分の視点から、この場所を比較して捉えるのは一旦やめようと思い始めたのです。先週くらいから。

今の私はかなり社会活動から遠ざかった状態。
地理的にも隔離された場所にいる。
自然に溢れた美しく静かな場所。

これは偉大な作家先生方が、雪の積もる温泉地に籠もって執筆活動をするのとまさしく同じ状況ではないでしょうか。そう、私は今、執筆活動に専念しろと見えないパワーに導かれているんだわ、とスピリチュアルに自信を取り戻し、背筋をしゃんと伸ばそうと思ったのです。

とはいえ、最初に言ったのように私はとても孤独です。
気軽にちょっと愚痴れる人はそばにおらず(パートナーには言いますが)、日中はほとんど一人ぼっちなので、本当に自分自身しか話す相手がいません。
すると落ち込んだり、自信を取り戻したり、躁鬱状態になってくるんです。
会社員の頃だって、落ち込んだり喜んだりはありましたし、むしろ当時の方がプレッシャーもあり、その上げ下げの波形は大きかったと思います。

(2023年私:状況は変わりませんが、今は週20~40時間働いているため、孤独を嗜む時間はそんなにありません。当時は勤務時間が極端に少なかったため、余計なことを考えすぎて憂鬱のドツボにはまることが多かったようです。)

しかし今の1番の問題点は、気分転換のきっかけを私自身で作ってあげなきゃいけないこといかに効率的に生きるための金を稼ぎ、自己表現のための時間を作り出し、自分の作品をストックしていけるかなんです。これが私には本当に難しい(なぜなら自分に甘いからまだ創作のモチベーションの保ち方がわからないから)。

会社員時代は、気分が落ち込んだりめんどくさいことがあったりして仕事をしたくなくても、体を引きずってオフィスや客先に行ってしまえばスイッチが入って仕事モードになることができました。その日が終われば今日も一日頑張った!偉いぞ自分!という達成感に得られます。

しかし在宅ワークでフリーランスの今は、会社という外部からの抑制がないので、気分が乗らなかったらやらない、ということが可能になっているんです。
もちろん頂いた案件やタスクの締め切りは全て守っています。それでも去年の仕事量に比べたら半分以下。その余ったその上で1日のうちの余った時間をライターのキャリア形成創作へ当てたいのですが、けっきょく怠け心に勝てずダラダラと過ごして夜に自己嫌悪、という毎日の繰り返しです。

(2023年私:3年間トライアンドエラーを重ね、在宅ワーカーとしてのマインドセットと自分に合った1日の流れがだいぶ確立されました。「書く・描く」ということは自身の特技であると自負しているのですが、だからと言って「常に楽しんで書ける・描ける」タイプの人間ではないと理解しました。作家の中には息を吸うように書くことができる方もいますが、残念ながら私はそのタイプではなく、筆を手に取ることすら気合いが必要です。これでお金を稼ごうとすると精神的負荷が莫大な上、稼ぎは雀の涙にすら満たず、全く効率的ではありません。
 私はサラリーマンとして働くことも嫌いではなかったし、組織の中でそれなりに評価していただいていたので、やはりこちらで生計を立てることにしました。精神的負荷が少なく、タスクの内容によってはとてもやりがいを感じるし、安定してそこそこのお金が入ってくるので、今は心地よく働けています。この精神的安定があってこそ「何かを作りたい、自己表現したい」と思えるのが私だと自覚しました。)

この自分を打破し、仙人並の屈強な精神力を育み、プロの文筆家として富と名声を築きあげるための記録として始めたのがサラリーマン生活に安寧を見つけても、やはり心のどこかで作家業に対する憧れは捨てきれず、せめて自己表現として書くことを続けていこうとしたのが、このnoteです。

(2023年私:根性論よりも、今はいかに「ツラい」を感じずに取り組めるかが継続の鍵だと思っています。)

様々な人が紹介している仕事術やライフハックを試しながら、ここに記録していこうと思います。よくTwitter Xとかで見かける「怠け癖を直す5つの方法」とか「効率的に朝を過ごす方法」とか「3日坊主を直す方法」とか、ああいうのを自分自身で試して、私に合った方法を見つけていきたいと思います。

自分の気持ちの書き殴りノートになることもあるかもしれませんが、なるべく前向きな内容の日誌を書いていこうと思います。

よろしくお願いします。

2020年 佐々木仁綺
2023年加筆修正 niki


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