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【聡ちゃんに届け】②SexyZoneを好きになって人生がうまく回り始めた話

勝利くんは入所した時から声変わりを終えていた。
聡ちゃんやマリウスの、今しか出ない少年の声に儚さと尊さを感じていた。

あぁ、もっと前から知っていれば。
入所する前はどんなだったんだろう。

私は実の父からオタクの血を引いているようでどんどん深みに落ちていく。

そこで究極の考えに至った。

彼らのお母さんは、彼らが生まれた時からの成長をずっと見ているのかと。

それはなんとも羨ましく、彼と無性の愛を貰って、捧げてのやりとりをしているのだと思うとなんて素晴らしい人間なのだと思えてきた。

お母さん、お父さん、ご先祖様。
そして推しのいるこの地球、宇宙、彼らに携わる全てのものが尊く輝いて感じた。

そこから、私の目標に「お母さんになりたい」という気持ちが初めて芽生えた。

それまでは結婚出産というものが自分に幸せを運ぶものではないと思っていた。

結婚して幸せな人を、出産して幸せそうな人を見て来なかったからだ。自分は絶対に結婚しないぞ。なんて思ったこともあった。

大きな目標もなく、少しずつお金を貯めて、老後も一人で暮らせるように、なーんて事を考えていたくらいだ。

外に出会いを求めるわけでもなく、
たまに誘いを断れず出ていくと、さらに男性の悪いところばかり見つけて目の奥の光が死んでいくような生活をしていた。

そんななか、「聡ちゃんの、勝利くんの子どもの頃が見たかった」そんな気持ちから突然生まれたお母さんになりたいという気持ち。

その次に感じたのが、

「人生詰んだ。」だった。

お母さんになるということは、まず、結婚しなくては。

結婚するには、彼氏を作らなきゃ。。。

無理だ。

生まれてこの方恋愛をしたことがなかったからだ。

男性にはかなりの苦手意識があった。
実の父親は暴力的だったし、現在の父も感情のコントロールができないところがあった。
怖い思いもしたし、大人の男の人と上手く関われたためしがなかったのだ。

普段の私なら、「人生詰んだ〜来世に期待!」「岩橋くん可愛い〜女やめよ、喪女最高!」といった堕落具合だったけれど

この時の私は違った。
今までは画面の向こうで十分だった。でも5人には会いたかった。
5人の前では自分の人生を恥じている自分ではいたくなかった。

もし、万が一、聡ちゃんに道端で出会った時(そんなこと絶対にないけど)

「素敵なお姉さんだなぁ」と思われたい!!

その一心で、今年の夏は変わろう!
女子力アップサマーキャンペーンを始めた。

予定もないが水着を買い、ダイエットやスキンケア、メイク、、、

そして人脈作り。

こんなところで詰んでたまるか。

私の人生に初めて、光が差したのであった。

、、、続く。

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