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仲人の仕事 この世は誤解でできている
世の中で完璧に理解できることはないのかもしれません。
話を聞いて、「よくわかった」と思っていても本当は理解したという誤解からきています。
五感も人それぞれ、感性も違えば、生まれ育った環境、今まで接してきた人たちも違います。
そんな中で経験して、自分のものにしてきた考え方はさらに異なっています。
トマトの赤と言っても決して同じ赤を思い浮かべているとは思えません。
同じ風景を観ていても空の青さも他人が見ているのはきっと違う色。
同じ料理を食べて「おいしい!」と共感したように見えてもきっとそれぞれの味覚は違って当然です。
限りなく近いといっても完全ではないこと。それを証明するすべもありません。また完璧である必要もないような気もします。
コミュニケーションも誤解だらけです。
「私の言いたいこと分かる?」
期待した答えがもらえないと嘆いてもそれは仕方がないこと。親子でもわからないことだらけです。
なので、そんな愚問にこだわっていないで、その誤解を想定できるようになると、面白いかもしれません。
理解も誤解も正反対のところにあるのではなくて、それらが合わさって生まれる答えがあります。
分かってほしいという気持ちもわかりますが、誤解されているのを正すことはできません。
時間が経って、誤解が溶けた!「あーやっとわかってくれた」と喜んでもそれは思い込みを納得したのにすぎません!
すべては誤解の上で成立していることばかりです。
婚活においても同じようなことがよくあります。一つは自分に向けての誤解です。謙遜して私なんかと言いながらも心の中では選んでいる理想の男性。申し込んでくる男性は全く好みでなかったり、なんで?と思うぐらい遠い存在の人の場合が多いようです。自分を誤解している?からかもしれません。
二つ目は結婚の意味。
結婚相手は自分を理解してくれる人でないとと勝手な思い込みで探しても雲をつかむようでなかなかお見合いまで進めません。いくら条件や趣味が同じでもわかってもらえるには時間が必要です。お互い様です。
与えられる愛が永遠にあると思うのはそう信じないと不安で生きていけないという誤解からなっているようにも思います。
夢を見ることは心に希望の灯をともしますが、それだけでは現実の世界で暮らしていけないという厳しさを知らせるのも仲人の役割だと思っています。
お互いが大人になる、簡単なようでなかなか難しいことかもしれません。
今日もいい日にしましょう!
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