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神戸の天満宮 ニケと歩けば

今朝の散歩は天空の社、北野天満神社です。階段を見上げる私とニケは「止めとこ!」となりますが…。

あの 平の清盛が京都から都を移して「福原の都」を作るために京都の北野天満宮を勧請して祀られた古い歴史の神社です。北野の地名の由来らしいですが、異人館の並ぶ通りの更に上に立つたたずまいはやはりここが日本であることを実感させられます。

二段ごとに足を止めてやっと階段を登りきるとそこには神戸の街から遠くは大阪平野、正面の海の向こうはいつか空と一つになります。

すぐそこに風見鶏が気持ちよさそうに海を眺めています。
今年の夏は本当に暑くていつおさまるのだろうと思ったものですが、季節は
必ず巡って、今や秋を堪能できる毎日です。

社の大きな柿の木は長い歴史を見てきたのでしょう。
秋には老木でありながらもいくつかの実をつけて今年も趣のある風景を作っています。

神社仏閣、そこに佇むとなぜかホッとするのは私だけでしょうか?
北野の異国情緒あふれる街並みの中にぽつんとあるここはまさしくパワースポットです。

何人かの若い女性が軽やかに階段を上がってきます。旅行で立ち寄った三人娘。ニケを見て「キャー柴ちゃん!」といって走ってきました。
愛想なしのニケは存在を消すかのようにジーっとして目を合わそうとしませんが、それぞれが話しかけてくるのを耳がその都度そちらに向くので興味があるのがわかります。

ニケに手を振って、今日は淡路島に行くそうです。
青春ナンテ遠い昔。そんな時もあったよねと一人心でつぶやいてお互い様。ニケも立派なおばさん柴です。

行きはよいよい帰りはくたくたがいつもの遠出の散歩パターンですが今日はなんだか神社にお参りした時のさわやかさがあります。

お願い事をしないのが私のルール。今あることに感謝して手を合わせます。

今日もいい日にしましょう!




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