今までとこれから
はじめまして。nika.です。
現在、とある業界で受付兼営業事務として働いている新卒1年目の人間です。
わたしがnoteを始めたのは、今の生活から全く新しい世界に踏み出していくためです。
今、わたしは何の専門性も再現性もない職業についている、と自分では思っています。
週5日、8時間。朝は疲れが抜けないままの重い体を引き摺って出勤し、勤務中はつらすぎてお手洗いに何度も逃げ込み、やっと退勤して、なんとか風呂を済ませて布団に潜り込む日々。
社会人は楽しい。社会人はつらい。
就活中に聞いてきた両者の言葉で、わたしが当てはまったのは後者のほうでした。
疲れすぎて休憩中もイヤホンを手放さず、食事が終われば膝を抱えて目をつむって過ごす私とは対照的に、同じ場所に配属された同期はどんどん先輩たちとコミュニケーションをとって仲良くなっていく。
わたしが慕っている先輩は、この職場に来たらもう転職できないと言っていた。
好きな上司も、社の1つのプロジェクトのトップのひとりとして、毎日忙しそうに、その忙しさを楽しみながら働いている。
わたしには無理だ。
そう思ったのは、入社から3か月ほど経った夏の日。
はっきりと覚えています。
世界はこんなにも灰色に見えるんだと、鈍感になった感覚の中でぼんやりと考えていました。
それからわたしは、好きだったものの楽しめなくなり、眠れなくなり、かと思えば寝すぎたり、勝手になみだが出たり、だんだんと憔悴していきました。
働き続ければ、今よりもっと仕事ができるようになれば、もっとこなれてきたらあるいは、みんなのようになれるのではないかと、うっすら期待もしました。
でもダメでした。
わたしをすり減らして、他人のオーダーに答え続けて。
それでわたしに何が残るんだろう。
考えてみても、思い浮かびませんでした。
このままではわたしがわたしでいられなくなってしまう。
わたしの言葉を、わたしの注文を、わたしが無視してしまえば、だれがそれをきいてくれるんだろう。
ある時は社会不適合者である自分を責めて、怒って、あきらめて、ふさぎ込んでいましたが、人生は短い。
だったら早く、自分のオーダーを聞いてあげる人生を歩み始めたい。
いつの間にか、そう思うようになりました。
わたしは絵を描くことが好きです。
文章を書くことが好きです。
踊ることだって好きです。
なにかを作り出すことが好きです。
自分の「好き」は知っていたけれど、それを追い求めるのは難しい。堅実ではない。安定していない。
そんな言い訳をしながら、今まで生きてきたと思います。
そうでなかったら、今こんなに身をすり減らすような思いをしながら生きる大人にはなっていないと思います。
諸事情で大学受験に全落ちし、浪人生活を送った時点で、わたし人生の「正しいレール」から外れていました。
思えはその前から、学校生活にもうまくなじめていませんでした。
社会の縮図のようなちいさい水槽の中で、すでにわかりきっていたはずなのに、いつか自分は「正しい大人」になれるはずだと、ずっと思い込んでいました。
「正しい大人」なんていません。
「正しいレール」なんて歩まなくたっていいのです。
そのふたつを幼少期から信じ込んでいたわたしは18歳のころに、アイデンティティクライシスを真正面からくらってしまいましたが、やっと今、振り切ることができたように思います。
今、このnoteは、わたしが社会人として働いて得たお金ではじめて買った高い買い物で書いています。
イラストも、デザインも、動画編集もへっちゃらな最新PCです。
このPCはわたしの覚悟です。
これからわたしは「わたしの人生」を、わたしの意志ではじめるんだという覚悟。
今年中に正社員をやめます。
じぶんのやりたいことならなんでもできる、それでいてきちんと生活できる稼ぎもつくれる。
そんな人間になります。
夢を見ています。
自分でもびっくりするほどの夢です。
でも、踏み出さなければどんな夢もかないません。
今までのわたしがそうだったように。
だからわたしは変わるのです。
これからのわたしのために。
このnoteは、わたしが変わっていく姿の記録。
この世界で生きるだれかに、少しでも勇気を与えられたらいいなと願って、勇気を出して投稿します。
またいつか、あなたと逢えますように。
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