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HSPの方々に読んでほしい、おすすめの本7選

今回は、HSPの方にお勧めしたい本を7つご紹介します。

私は過去、HSPであることを自覚し始めた時に、これまでの生きづらさはHSPとしての特性が影響していたと知り、原因がはっきりして嬉しい気持ちと、この特性は変えられないかもしれないと絶望しました。

そして、それをどうにか克服する方法はないか探すためにたくさん本を読みました。

人間関係や仕事において悪い方向に働くことも多いですが、もちろん私たちにメリットをもたらしてくれることもたくさんあると気づき、弱点を最小限に抑える方法を知りました。

HSPの特性をメリットとして認め、今弱点になっている部分を克服するために、非常に役に立ったなと思った本をご紹介していきます。


『敏感すぎる私の活かし方』

著者/エレイン・N・アーロン

この本は、HSPに関する研究で第一人者である心理学者のアーロン博士による著書です。

HSPの研究により明らかになったことや、HSPの性質によって起こるさまざまな困難に対する対処法をてくれているため、HSPのことを深く理解したい人、自分自身がHSPで、敏感さゆえの問題への対処法を深く知りたい人にお勧めです。

HSPの繊細な性質の良い面を客観的に示してくれるため、HSPの特性についてよく思っていない方も、よりフラットな視点で捉えることができるようになると思います。

『心がつながるのが怖い 愛と自己防衛』

著者/イルセ・サン

この本では、自分の感情や他者と距離を取るために取る行動のことを「自己防衛」と呼び、この行動により他人とより親密で深い関係性を築くことを妨げると主張しています。
本書の中では例えばこんな事例が紹介されています。友達からからかわれた男の子が、いったんその恐怖や不安を故意に忘れようとし、距離を取ろうとします。そして家に帰って母親にあった時に何があったのかを打ち明け、母はちゃんと話を聞いて慰めてくれました。
このように、人は自分の心や他人との関係性を守るために、感情を抑え込むことがあります。ところが、子供の頃からこれが頻繁に行われ、未解決のままになってしまうと、大人になっても他人との関係性構築がうまくいかなくなる事例があるとのことでした。

個人的には、この現象はHSPに起こりやすいのではないかと思っています。
特に子供の頃から人間関係に問題を抱えやすく、非常に感情が豊かにも関わらずそれを押さえ込まないといけない場面も多いです。
家族との関係性の中でうまく解消できれば良いのですが、そうもいかない場合も多いと思います。

例えば、他人との関係性構築においてなかなかうまくいかない、いつも何処かで他人を拒絶してしまうなどの悩みがある方には、状況をうまく可視化するのにすごく役立つ本だと思います。

『身勝手な世界に生きるまじめすぎる人たち 罪悪感を手放して毎日をラクにする方法』

著者/イルセ・サン

この本は、罪悪感を感じやすいHSPに対して、その罪悪感をちゃんと可視化することで普段、自分をどのように責めてしまっているのかを客観視することができます。

罪悪感に気づかないでいると、自分のことを知らず知らずのうちに自分を自ら傷つけ、疲弊していってしまいます。

HSPは傷つきやすい性質がありますが、外部からの攻撃だけでなく、自分で自分を傷つけていることもとても多いです。

これを防ぐ方法が具体的に書かれているため、自分を許せなくて毎日つらい、という方にとくにおすすめの本です。

『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書』

著者/中島 輝

この本は自己肯定感を6つの要素に分け、それぞれを細かく説明しています。

HSPは深く考えすぎたり、自分のことを責めすぎたりして自己肯定感が下がってしまいがちですよね。

私もどちらかというと自分のことが嫌いな期間のほうが長く、どうせ失敗するからと挑戦することを躊躇してしまうことが多かったため、本書を手に取りました。

実際、自己肯定感という言葉は理解しつつもその構成要素をちゃんと理解していなかったためにイマイチ解決法がわからずにいました。
この本を読んで、ちゃんと要素を分解して見れるようになったことが自己肯定感の回復に繋がりました。

自己肯定感が低いことを課題だと感じている方には、とくにお勧めです。

『繊細力:「繊細」な心がビジネスを成功へ導く!どうやってHSPの経営者が年商1億に達したか?(ゼロワン出版)』

著者/鈴木 ケンジ

この本では、HSPである著者がその繊細さを生かし、相手に深く共感し、何に喜びを感じるのかを読み取ることで旅館でビジネスの世界で成功していったその方法が書かれています。

旅館でのサービス向上のためにHSPの特性を最大限活かしていて、その時のことが詳細に書いてあります。

そのため、HSPの特性を仕事に活かしたいと感じている方にはとくにおすすめです。

『私はHSPで会社員 楽に生きるために心がけている簡単な方法』

著者/西本 純子

この本は傷つきやすく、疲れやすいHSPの性質に対し、最小限に抑えるためにどうすれば良いかを具体的に教えてくれます。

HSPで毎日仕事が辛い、いますぐどうにかしたいという方におすすめの本です。

とくに職場では苦手な人ともコミュニケーションをうまく取っていく必要があるため、つらさを感じやすいですよね。

すぐに全てを解決するというのは難しいかもしれませんが、つらさを緩和させるだけなら比較的対処もしやすいです。

『敏感すぎる自分が幸福いっぱいに変わる生き方』

著者・保坂 隆

この本では、HSPの特性を利点と捉え、その良い面を丁寧に解説しています。

例えば、HSPの方はコミュニケーションにおいて傷つきやすいという性質が悪い方向に作用することも多いですが、人をよく見て深く理解できるため良きリーダーになれるとも書かれています。

HSPの特性は生きづらいと感じる原因にもなりますが、見方を変えれば全て長所として生かすこともできます。

HSPは幸せにはなれないのでは?と不安に感じている方にぜひ読んでみていただきたいです。

いかがだったでしょうか?
今回はHSPの方々に読んで欲しい本をまとめました。

HSPとして悩んでいる方も、特性だからもう変えることはできないと思わずに、どうすれば幸せに生きていけるかを模索する方が絶対に未来は明るいと思いますし、今回ご紹介した本の中で良いなと思ったものがあれば、ぜひ手に取って読んでみてほしいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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