GoTo愛媛をしたっけ②|ナインチェ・プラプラウスの「いつかいなくなっちゃうかもだし」#42
いつからか都民になってました。
当然、住民票を移した時からそうなのですが、そういう意味でなく。
電車に揺られ、時間に終われ、効率を唱え。
いつまで続くんでしょうか。
どーもどーもナインチェ・プラプラウスです。ちんちんではないといつまで言うのでしょうか。
(前回のあらすじ)
去年の秋、GoToを使って、四国旅行に行った。二日目は愛媛だった。
三日目、最終日です。
四国に思い残すことがないように、気になること全部載せのスケジュールです。
・松山散策(松山城・松山市駅周辺・萬翠荘)
・ランチ(唐揚げのお店「みゅんへん」)
・道後温泉
・晩御飯(宇和島鯛飯)
三日目の朝は、素敵なお風呂が部屋に備え付けられている、「東道後のそらともり」から始まります。
せっかくなので、朝風呂ザブン。
一生ここで暮らしたいなぁ、と思いながらコテージでコーヒーを一杯。
感謝の気持ちも込めて、学生時代の林間学校さながら、「来た時より綺麗にする」をコンセプトに部屋を片付けます。
最後に、豊かな自然の気を部屋に取り入れ、新たな一日へと歩みを進めました。
さて、向かうは、松山。
愛媛の主要な観光スポットが揃っているというではありませんか。
到着して、まず目につくのが、城、松山城です。
ロープウェイで数分でたどり着いた先には、堅牢な城壁が。
歴史の重みを感じながら、なんかよくわからんなぁという気持ちと自然豊かだなぁという気持ちを混在させて、パシャパシャ写真を撮ったのでした。
空気も澄んでいて、午前中に行くのには最高なスポットでした。
城を降りて、二人は、お昼ご飯のお店を目指し「松山市駅」方面へ歩きます。
三日目のお昼は、当初から決まっていた、唐揚げの名店「みゅんへん」です。
このお店、ご主人が愛媛出身の会社の先輩から聞いた、地元民には大人気のお店。
割とグルメな先輩が「人生で最後に食べるなら何」という質問で答えるほどのお店だったので、それが思い出補正なのか否かを確かめに向かったのでした。
そんな道中、二つの印象的な出来事がありました。
一つ目は、旧筐体との遭遇です。
#31でも書いた通り、二人は大の太鼓の達人好き。
最新版をやりまくっていた二人は、逆に古いバージョンの太鼓の達人(旧筺体)を求めていました。
そんな旧筺体が、松山のゲームセンターにありました。約10年前のモデル。
二人が中学生くらいの曲が入っていて大歓喜。さすが地方。
こういう文化は残していきたいものです。
二つ目は、利きみかんジュース。
#29でもチラッと記載しましたが、二人は、この旅行で元々好きだった柑橘系への好意が深い愛への変わりました。
それが、前回のレモン畑でもあり、松山にあったお店「10FACTORY」でもありました。
このお店は、みかんジュースの専門店。
愛媛で育てられる色んな種類のみかんをふんだんに使用した商品が並びます。
中でも店内で楽しめる「利きみかんジュース」は、みかんの魅力を知るのに打って付け。
3種類のみかんジュースが楽しめる仕様となっており、それぞれの違いを感じることができます。
二人は、一巡飲んでから、目を閉じて当てるゲームを実施。
ご主人が全問正解で1問正解のミフィちゃんを圧倒していました。
そんなこともありながら辿り着いた先輩おすすめの唐揚げ店「みゅんへん」は、昔ながらの喫茶店のような佇まい。
唐揚げ専門店というわけではありませんが、確かに唐揚げのメニューは推しとわかる感じです。
いざ、実食。
もぐもぐもぐ、、、うん、うまいうまい。確かにあまり食べたことのない味、美味しい。
、、、とはいえ、人生で一番美味しいものかと言われるとそうでもなく、多少の思い出補正はあるなと思った二人でした。
その後、二人は、萬翠荘に立ち寄りました。
これも別によくわからないのですが、いい感じの洋館で歴史があるようでしたので寄ってみました。
漱石珈琲店という、喫茶店があったので、夏目漱石おすすめ的なコーヒー「漱石珈琲」をぐびっと一杯。
豊かな自然と素敵な建物に英気を養われました。
そして、愛媛の最後の立ち寄り場所として、二人は道後温泉に向かいました。
こちらも如何にも観光地な街並み。
古くからの宿や、お土産屋さんが立ち並ぶ姿に、ここに宿泊するのも悪くなかったな、なんて要領で心を奪われます。
そんな街並みの先には、歴史ある佇まいで「道後温泉本館」が待ち構えています。
なぜか周囲には、手塚治虫の漫画「火の鳥」の装飾が煌びやかに舞っています。
どうやら、「火の鳥」の漫画の中で道後温泉が描かれていたようで、所以があるということから、コラボ企画を行っていたようなのです。
新作のアニメーションを独自に作成していたりと、かなり本気の様子。
ご主人は子供の頃によく「火の鳥」を読んでいたので少し感動気味でした。
せっかくなので、「道後温泉本館」で入浴。
まさに、昔のお風呂処のイメージそのもの。
木のロッカーが並ぶ脱衣所からお風呂に入ると、浴室のど真ん中に大きな浴槽が一つ。
それを取り囲むように並ぶ、洗い処で体を清めた人々が、次々と体を浸していきます。
まさに、原初の銭湯。
シンプルな作りですが、お湯の気持ちよさは変わりません。
本質を感じられる素敵な体験でした。
お風呂に入って、お腹が空いた二人は、本当の最後に、宇和島鯛飯を食べることにしました。
二日目に食べた炊き込みご飯風の鯛飯とは違います。
だし汁に生卵を入れかき混ぜた汁と、生の鯛刺身をご飯に注ぎいただきます。
お茶漬けのようでもあり、卵かけご飯のようでもある、鯛飯にご主人大歓喜。
家のお土産に鯛飯用のだし汁を買ってしまうほどでした。
そうして終えた、二泊三日のGoTo四国。
とても素敵な時間でした。
本州とは別の島であることからか醸し出されるゆったり感は、意外と他の地域では感じられないかもしれません。
田舎と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、同じ独立した島である九州ともどこか違うゆったり感があるように思うのです。
生口島でみた、家賃2万5千円の文字。
二人は、ああ、生口島に移住したいね、レモンやみかんを育てたいね、と口を揃えました。
そんな気持ちは、一年経った今も変わらず、胸の中で輝き続けています。
また、行けるといいね。
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