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失敗を許さないことは善か?~枝豆からの考察~

実家から枝豆が届きました。某番組(全国のソウルフードを宣伝する番組)でも紹介された枝豆消費県「新潟」からチルドで送られてきた一品です。

手が止まりません。ほおばってもほおばっても口にどんどん吸いこまれていくグリーンビーンズたち。
ただ、枝豆をよく見ると、豆が入っていない、もしくは小さい豆の部分が多くあります。
これは、商品化されていれば規格外(失敗)としてはじかれているものなのだろうかと、手を止めて考えました。

同時に、朝刊が目に入ってきました。
ひと昔前は、スーパーや八百屋で購入したみかんに当たり外れがあったが、今の時代は、それが許されない世の中になってしまった。無意識に、すべて甘いみかんを享受していました。
私が子どものころ(約30年前)は、当たりはずれなんて当たり前だと思い、甘くないみかんや腐りかけのみかんを享受していました。

メディアの責任だとひとくくりにできませんが、何かがあるとつるし上げをしてしまう文化が出来上がってしまった日本。
「失敗することありきの挑戦が善」とする寛容な雰囲気が失われつつある日本。

その寛容な雰囲気が日本の教育に再現されれば、どれだけの教員が挑戦できるだろうか。
どれだけの子どもが安心して挑戦できるのだろうか。

多少不格好(失敗)でも、味のあるものを受容する自分でありたいと思い認(したた)めました。

しんちゃん@三浦真司

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