にじメディアで「働く」プロジェクト活動記録⑤「クランクアップ、そして編集開始!」

今日は、「クランクアップ、そして編集開始!」と題して、撮影での思いと編集への思いを書きたいと思います。最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。

撮影で心掛けたことについて

今回は、私にじメディア齋藤の中で始めて出演者を募集して臨みました。
私の中で障害のある方と作品作りをする際にいつも考えることがあります。
作品の内容を優先するか、出演者の思いを優先するかということをよく考えます。
得てして私がこうしたら作品としていいのかなということの多くは、出演していただく方たちの思いとは違ったりストレスを感じさせてしまうことが結構あります。私の中では常に作った映像作品を私の中で納得の行く形で世に出したいという思いがあります。
募集をするということは全く知らない、障害のある方の作品を作るということです。私の今までつながりのある方ならこうしたらこうでるということがある程度わかることは多いのですが、始めての方だとそういうわけにはいきません。今回、クランクアップまで5か月ほどかかりました。そのうちの3か月ほどはとにかくコミュニケーションを図ることを最優先しました。

私の中では、にじメディアを始めるにあたり一つの思いがあります。それは、すべての人に可能性がある、その人の目には見えないことがあるかもしれない秘めた思い、そしてその人の存在そのものを映像で表現すれば、私の方で何か意図を考えなくても良い作品になる、私がするのは編集でどう構成するかだと出演していただいてたいる方にゆだねようという思いです。それが結果として良い作品になるという確信的な思いです。たまにこれで大丈夫かなと不安になることはあるのですが、その都度、原点に戻って出演者にゆだねようという思いになります。こうしたやり方で今回の撮影に臨み、クランクアップしました。どんな作品になったか、ぜひ楽しみしていてください。

編集作業への思い

こんな形で撮影を終え、現在編集作業を開始しています。
開始していると言っても、現在していることは、撮影したすべての素材をチェックするという作業をしています。細かいところまですべて見ています。とても細かいところまでです。この作業が、私の編集作業の一番大事なところだと思い作業しています。私はそのことを宝物探しと言っています。そうすることが、先ほど撮影の思いのところで書いた、出演者にゆだねることで良い作品になるということにつながるという思いです。宝物を自分自信楽しみながら探しています。

宝物は人にとってそれぞれかと思います。私の中でこれは宝物だというものとの出会いを楽しみにしています。制作者である私にとって面白いことであれば、作品としての思いも深まると思います。私自身が面白くということが編集のテーマであります。

そして探した宝物をベースに作品を構成編集していきます。私の中では編集はほとんど一人の作業なので、自分の中で良いものを時間の許す限りブラッシュアップしていくことができます。にじメディアの活動の中では、とにかく役割分担を大事にしています。撮影では人とのやりとりなので、その人をいかしたことを、編集では私齋藤らしくできることを、とにかく一人一人のその人らしさ、その人の思いを尊重して活動していくという思いです。その中で編集作業は私齋藤らしさを意識しています。


こんな感じで編集作業をしています。
今回のにじメディアで『働く』プロジェクトで制作した作品の上映イベントは、11/19(土)より公開となります。詳細は後日、ホームページ等で公開します。ぜひご期待ください!


活動日記の次回は、9月下旬~10月上旬頃に「編集作業、真っ最中!」と題して投稿したいと思います。ご期待ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?