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執筆記録をつけよう
定期的に小説を書いているなら、記録をつけてみるといいです。
記録すると自分の執筆速度も分かりますし、計画も立てやすくなります。
今回は記録のつけ方についてです。
記録をつける
記録のつけ方は自由ですが、簡単なのは、その日に書いた文字数を記録することです。
スプレッドシートなどに記録していくのがいいでしょう。
執筆文字数を足して、トータル文字数も出していくと便利です。
私はGoogleスプレッドシートに記録しています。
こんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1689758854077-8lXlAgmS8n.png)
今回すごく苦労したので、進んでいないのがわかりますね。
(悩んでるなあ……)
グラフも表示しておくと、さらにわかりやすくなります。
こんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1689759217620-gHwjipE3Pk.png?width=800)
このくらい記録しておくと、進捗がわかりやすくなります。
別に難しいことではないので、やったことがないなら、一度試してみるといいでしょう。
記録をつける利点
記録をつけることの利点はいろいろありますが、主なものには以下などがあります。
ペースがわかる
得意なシーンと不得意なシーンがわかる
書き終わりが予想できる
それぞれ簡単に見ていきましょう。
1.ペースがわかる
1つ目の利点は、あたりまえですが、執筆ペースがわかることです。
1日に何文字書けるかわかると、執筆作業全体の見通しが立ちます。
私の場合、今回の執筆作業はかなり苦労しました。
平均で1日2000文字も書けないというのは、ゆゆしき事態です。
ただ、こういうことが正確にわかるのも、記録を取っているおかげです。
一度くらいは記録を取って、自分の執筆ペースを掴んでおくといいでしょう。
自分のペースを知っておくと、その日の調子の良し悪しがすぐにわかります。
無理せず、でも怠けずに進めるためにも、自分のペースを知っておくことはとても重要です。
2.得意なシーンと不得意なシーンがわかる
2つ目の利点は、得意なシーンと不得意なシーンがわかることです。
得意なシーンは順調に書き進みますが、不得意なシーンは筆が鈍るものです。
記録を見れば、そういったことも明らかになります。
特に、自分の不得意なシーンを知っておくと役に立ちます。
書き進まないのは、怠けているわけでも、調子が悪いからでもなく、苦手なシーンに入ったからだとわかるからです。
筆が進まないと、焦ってしまったり、自分を責めてしまうことがありますが、理由がわかっていれば、そこまで感情的にはなりません。
(焦るとさらに書けなくなります)
毎日の執筆作業は、あまり感情を揺らさずに、平常運転を心掛けた方がいいので、心の平安のためにも、自分の得手不得手を把握しておくのがいいと思います。
私の場合、アクションシーンや事件が起こるシーンが好きなので、そういったシーンは順調に進みますが、日常シーンや事件の前の段取りシーンなどになると途端に筆が鈍ります。
それが悪いわけではなく、得手不得手があるのが普通なので、そのことを知っておくことが重要です。
自分の特性を知るためにも、記録を取るのは良いことだと思いますね。
3.書き終わりが予想できる
3つ目の利点は、書き終わりが予想できることです。
自分のペースがわかれば、作業が終わる時期を予想できます。
長編はとにかく長丁場なので、終わりが見えているのと見えていないのとでは、掛かるストレスが大きく違います。
だいたいこのくらいで書き終わるとわかっていれば(つまり、おぼろげにでもゴールが見えていれば)、わりとがんばれるものです。
これが、いつ終わるかわからないとなると、どんどん辛くなります。
「本当に書き終わるんだろうか……?」という不安が、際限なく大きくなっていくのですね。
こういった不安はかなりのストレスとなって、執筆作業を邪魔します。
上にも書いたとおり、執筆作業は、心を平常に保っていた方がはかどります。
ですので、心の負担を減らす上でも、記録をつけ、常にゴールが見えている状態にしておくことが重要なのです。
今回のまとめ
「執筆記録をつけよう」でした。
簡単でいいので記録をつけよう
記録をつける利点
ペースがわかる
1日の作業量がわかれば、その日の調子の良し悪しがわかる
ペースを守るためにも、平均的な作業量を知っておくといい
得意なシーンと不得意なシーンがわかる
得意なシーンは順調に進み、不得意なシーンは停滞する
自分の特性を知っておけば、落ち込んだりせずに済む
書き終わりが予想できる
ペースがわかればゴールが予想できる
ゴールが見えないと辛くなる
記録をつけることは、長編を書く上での心の安全策みたいなものかもしれませんね。
ペースを知り、自分の特性を把握し、ゴールをわかるようにしておけば、長編作業の不安をかなり取り除くことができます。
やったことがないなら、ぜひ試してみてください。
それではまたくまー。
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