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"手工芸の授業で試みられたことは、
色彩画授業においても追及されます。

すなわち、まず絵を描かせて
その上に色をつけるというやり方を絶対にとらず、
子供たちに、彼らの人間存在そのものから
色彩を取り扱わせるのです。

その際に非常に大切でありますのは、
まず最初、子供の内部に正しい色彩体験を生み出すことです。

もし皆さまがふつうの店で売っているような
小さな絵の具を子どもに使わせ、
パレットの上にわずかな絵の具を筆で取って
描かせることをなさるならば、
子どもたちはそれから何も学ぶことはできません。

色彩とともに生きることを学ぶのが大切なのですから、
パレットから取って描くということをさせないで、
水に溶かした絵の具を、
つぼから取って使うようにいたします。

こういたしますと子どもは、
ひとつの色が別の色とならんで
どのように生命をもつことができるかという感覚を得、
内的な調和や内面的な色彩体験に対する感覚を身につけるのです。"

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