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怒りの感情がおそってきたら

『怒り』の感情は、第二感情と言われています。


よく、アンガーマネジメントでは怒りのピークは6秒間と言われているため、10秒間深呼吸をしたり、10秒間なにか他のことに集中することで、カッとしてつい、その感情のまま、相手に発してしまう言葉を抑えることが出来たりすると言われていますね。


カッとした感情のまま、相手に怒鳴り散らしても、相手も興奮して、衝突してしまうでしょう。これも、鏡の法則です。


相手に、何か伝えることは悪いことではありません。ましてや、自分を傷つけられたりした時なんて、怒って当然です。だけど、その傷ついた気持ちを理解してもらいたいのなら、なおさら一呼吸おく必要があると思います。


怒りの感情は、そのままあっていいんです。素直な自分のままでいいんです。まずは、その怒りの裏側を知ることが、大切なんです。そのために、自分と向きあってほしいのです。


怒りが第二感情だとすると、その怒りの裏側の第一感情を知ってほしいのです。自分がなぜ怒っているのか。自分が何に対して怒っているのか。


例えば、帰りが遅かった子供に、母親が怒るとします。『なんでこんなに遅いの!』『連絡ぐらい出来たでしょ!』


その怒りの裏の第一感情には、子供が『心配だった』『事故などになっていないかと不安だった』そんなことが、上げられると思います。


こんな風に考えると、意外と自分の第一感情に気が付くことが出来るんです。


『あ~私は、悲しかったんだな。寂しかったんだな。』そんな感情に気が付くことが出来ると、相手への伝え方が明確になってきます。


本当に相手に伝えたいことがあるなら、第一感情に気が付いてほしいのです。


アンガーマネジメントは、怒りの感情を持たないようにすることではないと、私は思っています。怒りの感情は持ってていいんです。自分の本当の感情に気が付くために、私はアンガーマネジメントが必要だと感じています。


頭で考えるより、紙に書いてみてください。頭の中でぐちゃぐちゃになった感情が整理できますよ。


そして、整理できた状態で、落ち着いて相手に伝えることが出来たのなら、相手もまた、素直に聞き入れてくれると思います。これもまた、『鏡の法則』ですよ。