見出し画像

バズる商品の作り方②勝訴犬編

「うれしそうに判決を取ってきてくれる、犬用のおもちゃを作りました。」

このようなコメントとともに、「勝訴」と書かれたおもちゃをくわえて走ってくるわんこの姿をツイートしたところ、6.7万RT、28万♡という、めちゃめちゃ大きな反響をいただき、投稿の当日私は眠れぬ夜を過ごしました。(with アドレナリン。)

わかってるんです。
これ半分以上は白柴キュート票ですよね……?ポンタくん、サンキューな。

でもそれにしたって結構なバズり方じゃないでしょうか。

前回の記事、バズる商品の作り方①セクシー大根編の終わりに、次はアザラシクッションについて書きますと告知したのですが、せっかくなのでこの勝訴のおもちゃがどういったいきさつで生まれたのか、まとめてみたいと思います。

1秒で思いついた

……すみません、出鼻をくじくようで申し訳ないです。

このおもちゃのアイデア自体は、1秒で思いついたので、実はロジカルな思考や発想法から生まれたものではありません。 

このアイデアが単なる思いつきであることは間違いないのですが、その瞬間、頭の中でなにを考えていたのか、あえて思考を分解してまとめてみたいと思います。

ペット用品→一番ホットな瞬間→かけ離れたイメージ

きっかけは、2時のツイッターに投稿する商品案を、今まで投稿したことがなかった『ペット用品』で考えてみるか〜、と思ったことです。

ペット用品というテーマが決まったら、一番ホットな瞬間を脳内に描きます。

例えば猫がクッションをもみもみする仕草や、ハムスターがくしくしと顔を洗う様子、インコが機嫌よく首をたてに振ってノリノリ、など。

ホットな瞬間を描く際、そのシーンをみて、心を動かされる人が多ければ多いほどいいです。つまりみんなが共感する、かわいいシーンですね。

私の場合は、大の犬好きということもあり、「笑顔でおもちゃをくわえてこちらに走ってくる犬のイメージ」が脳内に湧きました。

シーンが決まったら、次は「何をくわえていたら一番面白い?」という妄想を脳内で展開します。

その際注意するポイントは以下2点。
①本来の商品とイメージが遠いものになっているか
②モチーフに納得感があるか

モチーフにするものは、できるだけ本来の犬のおもちゃとイメージが遠いほうがいいです。犬と、力強い筆文字の『勝訴』はかなりチグハグな組み合わせですよね。

意外なものを組み合わせて、みんなが共感するかわいいシーンに違和感とパンチを効かせましょう。

……ただし、いくらイメージが遠いからと言って全く意味不明なものをモチーフにするのはNGとしています。見た人が「なるほどね」と共感できる気持ちよさが、シェアしたくなる感覚としてとても重要なのです。

犬が遠くから笑顔で走ってくる→嬉しそう
裁判所の前に勝訴判決を持って走ってくる人→嬉しそう

遠くから何かを持って走ってくる、そして嬉しそうな表情。犬が走ってきてうれしそうに見せてくれるのは勝訴でした、なるほどね。(?)

こういった思考で、今回の勝訴犬のおもちゃが誕生しました。(この間1秒)

まとめ、そしてお礼

今回の内容をまとめると、

作りたい商品→それを使うホットな瞬間→かけ離れたイメージの組み合わせ
ということになります。かけ離れたイメージを空想する段階で、どれくらい思考をジャンプさせられるか、これは人によってかなり差が出そうです。

すこしでも参考になりましたかね……?大丈夫かなこの記事。
ちょっと心配なのでかわいいポンタくんの写真でお茶にごしとこ。

画像1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それとこの場をお借りして、勝訴犬を取材してくださった、すてきなネットメディアさまをご紹介したいと思います。

(取材メディア一覧)

ねとらぼ / with news / Buzz Feed Japan / まいどなニュース / いぬのきもち・ねこのきもち(未公開)/ マイナビニュース / Abema News / おたくま経済新聞 / Jタウンネット / netgeek 動物 / しらべぇ / grape (敬称略)

全てリンクが繋がっていますので、ちらっとでも見ていただければ嬉しいです〜!

(また、2時のnoteにスキ♡を押してくださる方、更新の励みになっています……!ありがとうございます。)

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

▼(*11/21 追記)商品化しました!まさかまさかの、プレミアムバンダイ。

https://p-bandai.jp/item/item-1000166341/

▼同じテーマの前回記事はこちら



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?