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バズる商品の作り方①セクシー大根抱き枕編

「どうやってこんな商品を考えるの……?」とよく聞かれます。突飛なアイデアに見えても、実はロジックがあったりするので、今日は過去に作った商品『セクシー大根抱き枕』を題材に、どういう思考をしていたか振り返ってみたいと思います。

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2018年の2月にフェリシモで発売した商品、セクシー大根抱き枕です。
かわいいですね。

セクシーだけどセクシーすぎず、ちょっぴりまぬけでかわいいシルエットに仕上げた大根型の抱き枕です。

これ、売れたから誰からも怒られずにすんだけど、こんなキワモノを生み出しといて売れなかったら、とんだクレイジープランナーとして社内で名を馳せることになっていたと思います……。

セクシー大根抱き枕の在庫が山と置かれている倉庫なんて……そんなJAみたいな倉庫誰もみたくないよ。

セクシー大根抱き枕という商品を思いついた経緯

あたり前なのですが、仕事で商品企画をやっている以上、達成しないといけないミッションがあります。
この企画で上司からいただいたお題は2つ。

①ギフト向きの、高価格帯の商品にすること
②とにかく話題になること

――とにかく話題になること……?
みなさんは、上司から「とにかく何か話題になる商品をつくって」と言われたらどんな企画を考えますか?

私の場合、話題枠の商品を考えるとき、あまり数は狙わないようにしています。大衆に受け入れられるモチーフではなく、むしろ逆。スーパーニッチなモチーフに注目して作るのが一つの手です。

ニッチで、あまりグッズ化されていない=既視感がない からこそ話題になるポテンシャルがあるのですが、ニッチすぎると話題にならないし売れない、というジレンマも抱えています。

私はこのニッチのバランスを何度かはき違えて、倉庫に大量の負の遺産をつくってしまった過去があります。その節は本当にすみませんでした。

ツイッターで売るならツイッターをみるしかない

ツイッターでいくらでも商品化のリサーチができるんだから、ほんといい時代に生まれてきたもんだ。

この商品も、なかなかいいアイデアが思いつかなくて、過去に話題になったツイートやモチーフを探していたときに「セクシー大根って、毎年収穫されるたびに必ずバズるな」と気づいたことがきっかけで生まれました。

その普遍性、だれでもひと目で笑える画ぢからの強さ。

それでいてあんまりグッズにはなっていなかったので、これは絶対ウケる、と確信しました。

▼(ちゃんとウケてほっとした)

商品ツイートは、当時で300万インプレッション(タイムラインに表示された数)ほどでした。話題に比例するように、かなりの数の大根たちが各ご家庭に旅立っていきました。

なぜアイテムを“抱き枕”にしたのか

この理由は割とシンプルで、「大根を擬人化したものだから、人と同じサイズになって人みたいな行動を取っていたらおもしろい」というロジックから。

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ベッドで寝ようと思ったら、先にセクシー大根が寝ている。そんな生活を想像したことがあったでしょうか。

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ソファでのくつろぎのひとときも、セクシー大根が相席します。(この画像は、ちびっこサイズのセクシー大根抱き枕ミニです。)

……セクシー大根というモチーフがいくら強力でも例えば「ポストカード」にしていたら大きく話題になったでしょうか?

やっぱり人間サイズの巨大な抱き枕は、アイテムとしてもパンチがきいていたと思います。強力×強力。もはやパワープレイに近いです。

まとめ:みんなが大好きなネタをみつけて、そのネタの魅力をアイテムで最大化する

これができたら、どんな商品でも話題になると思います。

一番重要なのはだれもが知っているけど、あまり商品にはなっていないネタを見つけてくること。

こちらは一朝一夕では難しいので、日頃から色々な情報に目を通しておくことをおすすめします!なんでもおもしろがれる感性は、企画において最大の強みになります。

ということで、セクシー大根抱き枕の作り方、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回のnoteでは、ニッチじゃない人気のモチーフだけど話題になった「アザラシクッション」の企画の方法をまとめてみたいと思います。


▼セクシー大根抱き枕の販売ページはこちら


▼ひとつ前の記事では、プランナーって何してるのかを書きました。


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2時はプランナー2名が所属するちいさな商品企画会社です。 時計の2時の方角「ななめ上」の発想を大切に、世の中を楽しくするモノやコトを生み出します。 noteでは、ユニークな商品開発の方法や、クリエイターさんに向けた情報を発信していきます!