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令和四年のウクライナ危機

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令和三年末にウクライナ周辺にロシア軍が集まってきてから投稿してきました。ここにまとめます。 もっと前からワーニングは出ていたにもかかわらず防ぐことはできませんでした。
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2022年8月の記事一覧

2022年8月30日ウクライナ軍によるヘルソン周辺での反攻が始まった

1ヶ月ぐらい前から報道されていたウクライナ軍によるヘルソン周辺での反攻が始まった。

この話が出たときにはロシア軍が東部戦線から戦力を急派し、反攻は延期された。その後、ザポリージャ原発やクリミア半島での破壊工作やHIRARS/MLRSなどによる長距離攻撃が続き、ロシア軍の攻撃・防御も低調で、戦争は膠着状態となっていた。英米から出てくる情報も、ウクライナ軍は戦力不十分で反攻が滞っているという話だった

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なぜ、今、クリミア?

ウクライナのゼレンスキー大統領がクリミア奪還について言及している。

あわせて、クリミアでの空港爆破や電力供給源のザポロジエ原発への攻撃なども取り沙汰されている。

しかし、ウ軍による攻撃はヘルソンでの反攻作戦が言われてから動きが見られない。

ロ軍が南部に兵力を動かして反攻の機を逃したのか?ウクライナ言及は陽動か?

ウ軍は損耗が50パーを超えてすでに崩壊しているという話もある。

今夏は、双方

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ロシアはアメリカを戦争に引きずり出そうとするか?

アメリカはウクライナを利用してロシアに出血を強いている。

西欧各国もアメリカの緩衝材となり経済的・政治的な危機に瀕しつつある。

ロシアとしては、黒幕と化したアメリカを前面に引っ張り出して政治的・経済的なダメージを与えたいところだろう。

イスラエルと日本に対する軍事侵攻があればアメリカを引っ張り出せるだろう。

イランと中国がプレイヤーになりうる。

果たしてどんなシナリオがありうるだろうか?

バルト三国、ポーランドが第三次世界大戦の導火線となる懸念

バルト三国、ポーランドが第三次世界大戦の導火線となる懸念

ウクライナ戦争は、東部はロシアが優勢なれど膠着状態、南部ではウクライナが反攻を開始しているといった戦況でしょう。

個人的に懸念しているのが、ロシアから逆制裁をかけられているバルト三国とポーランド。

歴史的にロシアと仲が悪いこれらの国は、戦う気満々である。懸念はこれらの国がNATOに加盟しているということ。

バルト三国やポーランドが暴発して(もしくは計略にかかり)、カリニングラードやベラルーシ

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