恋愛において重要なのは戦術ではなく戦略。コンサル流の恋愛勝率アップの方法とは?
最新の男女恋愛事情とは
恋愛未経験が増えている。
リクルートの調査によれば、20代男性の4割近くがこれまで一度も彼女がいたことがないという時代が到来している。正直驚きだ。
私は高校に入学してから社会人になるまで彼女が途切れたことがなく、交際人数も短期間を含めると20人以上は「彼女」と呼べる存在がいたし、いわゆるワンナイトやセックスだけの関係も含めたら数えることができない。
ただ、先ほどにあげた一度も交際経験なしが4割いる一方で、「いる」に分類されたグループの中ではこの経験はさほど珍しいものではなく、むしろ3,4人くらいという層のほうが少数なのではないかという程度に経験量の多い男子は多い印象がある。
つまりこれは恋愛市場における二極化だ。
経済における格差と同様に恋愛市場の格差も広がっているのである。
そのような事象が起こる背景についてはGoogleで検索すればいくらでも仮説がでてくるのでここでは割愛するとして、この記事のターゲットは「彼女つくりたい」「彼氏ほしい」の需要に少しでも貢献することだ。
前置きが長くなったが、これからが本題である。
この記事の前提として、はっきりいってかなりの経験値が必要な会話のテクニックや、ある程度ルックスが平均以上の男女に限定されるような再現性のないノウハウを語るつもりは毛頭ない。
もちろん使える人によっては即効性のある手段もネットの有象無象の記事のなかから見つけることもできるだろう。
でも、はっきり言う。
ネットで拾ったテクニックをそのまま使って恋愛の勝率が上がることはほぼない。
なぜなら人によって相手の趣味趣向も違えば、自分の強みも違う。会話や行動の選択肢は無限大で、正解を選び続けることなどほぼ不可能。
清潔感みたいなキーワードを用いて、爪を切れだの、美容院に行けだのから始まるアドバイスなど無駄すぎて笑ってしまう。
ペーパーテストの攻略法で字が汚いからまず上手く書く練習をしろって言ってるようなもので、本質とは全く関係がない。
会話テクや、心理テクなどの高度な戦術は、誰が真似してもうまくいくものではない。
大事なのは口下手でもコミュ力低くても、ブサイクでも、童貞でも、誰にでも再現性のある「戦略の立て方」である。
一方で、即効性は期待しないでほしい。ここで紹介する内容は、「ホームランを毎回打てる」ようになるものでは決してないが、「三振を減らす」「ヒット率をあげる」ことを目的としている。
一番大事なことは「ポジショニング」である。これだけ覚えれば劇的に変わる。
ポジショニングとは何か。
スポーツでいうポジションは思い浮かぶかもしれない。
元バスケ部だった私が大好きな漫画「スラムダンク」に登場するキャラクターであれば、ガードの宮城、シューティングガードの三井、スモールフォワードの流川、パワーフォワードの桜木、センターの赤木だ。
チームのスタメンは誰もがなれるわけではない。
チームで一番シュートの上手い、例えば1試合に30点取るような優秀な選手はどうか?これは外せないだろう。
じゃあ次点もシュートの上手い順に決めていくのがよいか。
そうではない。もしシューターが5人になってしまったら誰もボール運びができず、チームが成立しないだろう。
自分が勝負できるのはどのポジションか?大切なのはナンバー1になることではなく、オンリー1になること。
スポーツ全般に置いて、点取り屋というのは花形ポジションだ。
多くの人が花形を目指す。それは言い換えれば「競争が激しい」ということ。競争が激しいポジションで1番になれることは相当な努力と才能に恵まれていないと難しいことだ。
恋愛市場に置き換えてみよう。
一般的に誰からもモテる人はどんな人か。
「かっこいい/かわいい」「イケメン/美女」「おもしろい/話しやすい」「頼りがいがある/守ってあげたい」「優しい」「金持ち」こんなところだろうか。
ではこれらの要素がなけれれば彼氏彼女はできないのか?
もちろんNOだ。
「100人の異性に好きになってもらえる」が目的であれば何かのナンバー1がないと難しいかもしれない。
でも「1人の異性に好きになってもらえる」であれば、ナンバー1を目指す必要などない。その人にとってのオンリー1になれば良いだけなのだ。
オンリー1になるために必要なこと
オンリー1になるとはどういうことか。
平たくいえば、「その人じゃなきゃだめ」の状態をつくることである。
先ほどのバスケの例を思い出してほしい。
ボール運びの上手いガード、シュートの上手いフォワード、身長の高いセンター。
はっきりいって世の中にはそれらができる人は大勢いる。代えはいくらでも効く。
恋愛に置き換えれば、かっこいい、話がおもしろい、優しい。こんなことで勝負をしようとしたらライバルは数えきれないほど膨れ上がる。
一般的に言われるようなモテるセオリーを実践すればするほど他人と同質化して目立たなくなっていくのだ。
なぜならみんな異性からは好かれようとするから。
たとえばデートプランのセオリー、身だしなみのセオリー、会話のセオリー。恋愛マニュアルのような記事や雑誌に書いてあることはみんながやっていることだと思ったほうがいい。
オンリー1になるということはつまり他の同性と徹底的に差別化するということなのだ。
わかりやすくするために、バスケのポジションで例えたが、基本的な考え方はマーケティングのSTP分析の考え方をもとにしている。
次回はより実践的なテーマとして「弱者の戦略」について書く。
(23/10/22追記)続きを書きました。
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