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管理職ってなんだろう

こんにちは。苦瓜ゴーヤです。

最近は管理職になりたくないって人、多いですよね。

自分は管理職だったのですが、管理職になりたくないって言われると"せっかくだから頑張ろうよ"という気持ちと"確かにそうだよね"っていう気持ちが混ぜ合わさって複雑な心境です。

忙しい今の上司のようになりたくない、自分には向いていない、割に合わない等々理由があると思いますが、管理職に魅力がないって言われると確かにそうだなと思う部分もあります。

一昔前は出世して、給与を上げて、一軒家を買って・・・というのがほとんどのサラリーマンが目指す幸せだったのでしょうが、今の時代とそぐわないですよね。昭和の働き方とでもいうのでしょうか。今は価値観が多様化していますから、昭和世代の考える幸せと現代人が考える幸せというものに大きな差異があるんじゃないかなと感じます。

昔、会社のお偉いさんと食事をしているときに、「結婚して子供産んで出世して家を建てることが幸せ」という話をされたんですが、そんなこと思っている若手社員、今時いないんじゃないでしょうか。昔は子供ができても遅くまで残業し、飲み会に行き、真夜中に帰ってきて休日は寝るかゴルフというスタイルの生き方も多かったと思いますが、最近望まれるのは真逆ですよね。会社に尽くして出世するよりワークライフバランスを重視する時代に管理職ってなんだか前時代的な感じがしてしまいます。

それから、リーマンショック後にほとんどの企業で採用を絞っていましたから、30代半ばの社員が少ない企業も多いでしょう。就職氷河期世代も少ないですから年齢構成が歪ですよね。その歪な構成を派遣社員で補っている会社も多いですからこれから管理職になる人はより大変になると思います。人手不足の時代ですから少ない人数で仕事をしなくてはならないし、年齢の近い先輩社員が少ないですから。

働き方改革で部下にはあまり残業をさせられないけど、会社の目標は達成しないといけない。責任は重くのしかかってくるけど、給与は大して上がらない。自分のチーム内外で様々な人間関係に巻き込まれたり、上と下の意見で板挟みになる。何か納得できないことがあっても管理職だからの一言で片づけられてしまう…。

管理職になりたい人がいなくて困る、というのは当然だと思うんですよね、時代は変化しているのに、会社という文化は昭和の時代から変わっていないですから。

金銭とかステータスだけでは仕事のモチベーションにならない時代ですから、もっと別の魅力を与えないと中々やりたがらないと思います。例えばそうですね…社長が年1回どんな無茶ぶりにも応えてくれる権利とかですかね?・・・それは冗談にしても社員が求めているものは各々違いますから、それぞれのライフスタイルを考慮しないといけないですよね。

まあ、向いてないって方や、やりたくないって方も一度くらいは管理職をやってみるのも悪くはないんじゃないかと思います。実際にやってみないと分からないことって沢山ありますからね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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