「おかん」からの処方箋~17年間の闘病日記~⑧


看護学生

晴れて看護学生になった僕は看護師になるためにたくさんの勉強をすることになる。

この3年間はとても濃い時間だった。

座学はもちろん、病棟実習も経験した。

ただ、今のYouTubeで見れる鬼指導者などが担当になることはなく

比較的楽しみながら実習を経験した。

看護師国家試験もクリアして

3年間なんとか無事に卒業することができて看護師になった。

ただ、看護師になるために多くの勉強をしたことで

改めておかんの心配をするようになった。

癌はしつこいということ

突然再発するということ

だから、

このまま再発せずに完治してくれ

そう願いながら看護師生活を送ることになる。

苦悩する看護師

新卒で入社した病院は7ヶ月ぐらいでやめた。

理由は指導者のパワハラ

ほんとにひどかった。

緊張すると手汗がでるため、手袋が入りにくい。

そのことに対して、「手汗キモいねん」と普通に言ってくる

また、機嫌が悪いと蹴ってくる

歓迎会のときに生のそのままのゴーヤを口につめられたこともあった。

そんなパワハラを受けたので、心療内科に通うことになる。

デパスを飲みまくりながら、なんとか仕事をしてたけど

限界はきた。

死んだら楽になるかな????

僕は死ぬことを意識しはじめたのだ。

流石にヤバいと思い、診断書を書いてもらい
職場に提出した。

最後に看護師長とパワハラ教育担当と僕で話し合い

最後は僕の今までの怒り、そいつにぶつけた。

死にたいと思いながら働いていたが、
退職をきっかけに、死にたいという考えは全くなくなって生活できるようになった。

ストレス禍だった職場を去ったことで

ストレスがなくなったのだ。


ほんとに、清々しい気分だった。

そして、次に働き出した病院は慢性期の病院。

そこも色々あり1年ぐらいで辞めた。

当時、悩んでいた。

看護師向いてないのかなって

一度やめようかなとも思った。

だけど、辞めなかったのは

おかんの存在が大きかったからだ。

そして、地元の近くの急性期の病院で
新たな気持で再出発をすることになる。







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