この鬱陶しい髪の毛を全て刈れば、丸坊主にすれば。心の不安は消えると思った。私はお風呂場にて、いわゆるバリカンというものを機動させる。 「はらり。」毛の束が、…
寂しさを埋めるために他人がいるはずなのに あの人と会う度 寂しさで心が埋まっていく おかしい そして、寂しさを「温もり」に変えられない自分が不甲斐ない。 酔った…
二足歩行とガトーショコラ 私の人生は、チョコレートに狂わされたと言っても過言ではない。母親曰く、地球生活一周年を少し過ぎ、二足歩行を習得した頃の私は、よく遊ん…
みなさん大体このようなはじまりの記事がありますのでご挨拶。 眠れない夜、起きれない朝、お腹の空かない昼にでも、少しだけ心をここに残していけたらと。 どうぞよろし…
こもればない森
2024年3月12日 01:57
この鬱陶しい髪の毛を全て刈れば、丸坊主にすれば。心の不安は消えると思った。私はお風呂場にて、いわゆるバリカンというものを機動させる。 「はらり。」毛の束が、衣一つ纏わぬ皮膚に心地よく着地する。そのまますべりおちるものもあれば、少し擽ぐるようしばらく付着するものも様々だ。胸の長さまであった髪は、一度全体に刃を通すだけでは綺麗に整う訳ではなかった。まちまちになった毛を見て、笑みと涙がこぼれる。
2024年3月30日 01:33
寂しさを埋めるために他人がいるはずなのにあの人と会う度 寂しさで心が埋まっていくおかしいそして、寂しさを「温もり」に変えられない自分が不甲斐ない。酔った時に見せる虚像はかっこよくて私が知ってる実像はもっともっと美しくて惚れてしまう。「悔しいからもうそんなことしないでよ。傷つくんだから。」と、弱い被害者の素振りを見せてみるけどなんにもかわらないんだよな。このまま夢に包まれて
2024年3月12日 02:14
二足歩行とガトーショコラ 私の人生は、チョコレートに狂わされたと言っても過言ではない。母親曰く、地球生活一周年を少し過ぎ、二足歩行を習得した頃の私は、よく遊んでいたご近所の先輩キッズの後を必死に追いかけ、丁度おやつどき、皿の上にあった「それ」を初めて口にしてしまったらしい。当時の記憶自体は専ら残っていないが、その一口で得た未知の快楽を私のシナプスが忘れることなどあり得なかった。「それ」に対する
2024年3月12日 01:33
みなさん大体このようなはじまりの記事がありますのでご挨拶。眠れない夜、起きれない朝、お腹の空かない昼にでも、少しだけ心をここに残していけたらと。どうぞよろしくお願いします。