王さまの本棚 65冊目
『クリスマス・カロル』
チャールズ・ディケンズ作/神山妙子訳/旺文社文庫
旺文社文庫ですよ!あの、学習参考書の旺文社は、かつて文芸文庫を出版していました。
わたし、就活のとき面接で「旺文社文庫を復活させたいです!」って言って落ちました。わかる。そりゃ落ちる。
ツイートで述べている挿絵については、本当に素晴らしいのだけど、『原書より転載』としかなくて、作者については残念ながら不明。でもこの時代(1843年12月)の本にこういった雰囲気の絵はよく見られるように思います。年代よくわからないけど、ロビンソン=クルーソーとか、ガリバー旅行記とか。知らんけど。
この本を読んだ高校生のころまで、わたしは『メリークリスマス』なんて古臭い言い方で、『ハッピークリスマス』のほうがイケてるって思いこんでいたのですが、これを読んで、『メリークリスマス』の伝統と荘厳さと上記ツイートみたいな人間の喜びについて目覚めて、以来『メリークリスマス!!』と叫び続けています。
クリスマスは年中行事の中でも誕生日の次に好きなもので、ここ数年はおしゃれなレストランへ行くよりも家でせっせとご馳走をこしらえることに奮闘しています。我が家では、お外へ行くより、たのしい。
ええと、あと一つ思いついたはずなんですが、ねこがメシクレとにぎやかなので、ここで。
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