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【子育て】スマホ育児。"遊び"という視点で考えてみる。

こんにちはにどです。

前回の記事でスマホ育児の影響として
得られる感覚が偏りすぎると提起させて
頂きました。
詳しくは前回記事をご参照下さい。

その上で、今回は未就学児向けに
スマホ育児の向き合い方を
専門職視点で考えていこうと思います。
もし、興味がありましたら最後まで読んでいただけると嬉しいです。

・はじめに

"スマホ育児"
もう当たり前のように
多くのご家庭で実施しているのではないでしょうか。

2歳以上の未就学児の7割がスマホ・タブレットを日常的に利用
利用用途は動画観賞が最多
利用のきっかけは、
「外出先でおとなしくさせるため」が4割で最多
7割のパパママが子どもの利用に否定的

子どもにスマホ、使わせてる?未就学児のスマホ利用実態について聞いてみた〔調査〕

ほとんどの家庭で動画を見せている。
場面としてはどうしても手が離せない!
という状況で、利用には否定的という
結果でしたね。

一方で

小学生・中学生・高校生4048名7%の
児童・生徒
(小学生:7.3%  中学生:7.5% 高校生:6.1%)
がゲーム依存症に該当する可能性があった
依存傾向にある児童・生徒らは
不登校の割合が高く情緒不安や行動面で
問題点を抱えるケースも多かった。

2022.9長崎大学の研究グループ

という結果もあり、身近にデジタル機器がある
リスクも依存症という形で存在しています。

スマホ使用のルールを設けるには
中学生まで!という研究者もいることから
早い段階でデジタル機器との向き合い方
について親が理解する必要がありそうです。

・スマホ育児の基本的な向き合い方

では本題のスマホ育児の向き合い方を
考えていきます。
結論から
【スマホのコントロールより、
 遊びのコントロールが重要】

というのが僕の主張です!

スマホも遊びじゃないの・・?
という疑問が浮かぶかと思いますが、
スマホ(動画・ゲーム)は未就学児の
遊びとしては非常にとぼしいです。
なぜなら
・観るだけ ・1人遊び ・座りっぱなし 
と受動的だからです。

作業療法士の理論で感覚統合
というものがあります。簡単に言うと
周囲の環境を理解して適切に体を動かす。
というもので、そのためには
色々な物を触ったり、重い物を持ったり、
揺れたり考えながら遊んだり、
人とやり取りをしたり
複合的な感覚を取り入れた遊びましょう
という事だと考えて良いと思います。

だったら!
1日の中で、そういった遊びをしたら
あとはスマホを使ってもいいんじゃないか。

というのが僕の主張です。
つまり、スマホ使用の制限ばかりでなく、
遊びのバリエーションを増やしたり、
関わり方をちょっと変えたりと
遊びもコントロールしよう。
という事です。

例えば・・
食事の例で考えると、
普段は自炊の食事をして健康に気をつかう。
でも時々は(体に悪いとされている・・?)コンビニ弁当を食べるときもある。
基本は栄養素を考えて食べてるから、時々なら
体に悪いものを食べてもいいんじゃない?
という考えです!
(意味分からなかったら無視して下さい・・)

なので、現状
移動中の使用
外食時の料理がくるまでの使用
料理中、掃除中だけの使用
とかで、お子様が癇癪を起さないなら問題ない
と思います。

一方で、ダラダラ見続ける、癇癪がある、
切り替えが苦手といった行動が見られる場合は
1日の中で遊ぶバリエーションを増やしても
いいかもしれません。

冒頭で述べた、
【スマホのコントロールより、
 遊びのコントロールが重要】
という視点で遊びの提案をさせていただきます。

・遊びの提案


①粘土
粘土といっても、よくある紙粘土とかでなく

こういったリハビリ用の粘土です。
何度でも使用できて、手の発達にもいいです。
服につくと厄介ですが、肌なら汚れません。
片付けも楽で、粘土用の型でも遊べます。
プラスチックのハサミがあれば
ハサミの練習にも。
結構、夢中で遊んでくれるのでオススメです。

②バランスおもちゃ

定番・・?かなと思いますが
バランス系のおもちゃがあると
全身的な筋力を使えるし
男の子が好きな、落ちたら負け!
みたいな遊びもできたり、
落ちたら食べられちゃう!みたいな
ごっこ遊びにも発展できます。

あとはちょっと変わった使い方で
ここを5周したら動画みまーす!
とかゲーム感覚で
欲求の我慢が出来たりします。

③黒ひげ危機一髪

定番中の定番なんですが
実はこれ、中々に発達を促せます!
ルールのある遊びなので、
必然的に親とコミュニケーションをとります。
あとは、順番に刺すという、刺したい!
という欲求を我慢しながら順番を守る
練習にもなったり・・
あとは剣も細くて小さいので指先も使います。

④工作

最後は工作です。
工作は、のり、はさみ、ペン
を使います。
左右の手が別々に動くので
かなり脳にも手にも良いです。
細かい手先の作業にもなるので
言う事なしです!
親は大変ですが・・

・終わりに

【スマホのコントロールより、
 遊びのコントロールが重要】
をテーマにしてスマホへの向き合い方
を考えていきました。
スマホは子供も楽しいし、親も楽なので
使わない手はないですよね。

ただ、1日の中で少しでもいいので、
質の高い遊びをして、子供が面白い!
と思ってくれたら、スマホの悪い影響も
軽減出来るかと思います。
多彩な遊びをして、遊びの選択肢を
増やすことは意欲や挑戦する気持ちにも
繋がると思うので、是非参考にして
頂けたら幸いです!

まだまだ日常のおもちゃで発達を促す視点
はあるのですが、今回はここまでとさせて
いただきます。

最後まで読んで下さりありがとうございました。
次回も読んでみてください!


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