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パパは困っちゃう?子どもの「ママがいい!」について考えてみた。

こんにちはにどです。

子育て中、子どもに
「ママがいい!」なんて
言われる時ありますよね。

・抱っこするとき
・オムツ交換するとき
・着替えのとき
・お風呂
・歯磨き
等々・・キリがないですね。

仕方なくママにお願いするものの、
役割がなくて、あたふたしたり・・

出来ればパパとして出来ることは
したいものですよね。

ちなみに

NHKの「すくすく子育て」
でもパパの子育ての悩みとして

パパの子育ての悩み
1.子どもに嫌がられてしまう。どうしたらいい?
2.夫婦で子育ての方針が合わないとき、どうすればいい?
3.理想のパパとは?
2020年10月10日 すくすく子育てHP

が挙げられています。

今回は、作業療法士的視点で僕なりの
「ママがいい!」への対応策を考えてみました。


なぜ"ママがいい”のか

1.ママとの時間

そもそも、多くの子どもは
ママと過ごす時間のが多いですよね。

共働きでも育休中であったり、
パパさんの帰宅が遅かったりと
理由は様々だと思います。

過ごす時間が長いから
子どもの要求なんかにも察知できて
自然と良好なコミュニケーションが取れる。
単純に考えてあり得る話だと思います。

ちなみに、こんな法則もあるようです。

主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、
年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。
ジャネーの法則 ウィキペディア(Wikipedia)

50歳の10年は5歳の1年
と言われているようです。

大人から見てもママとの時間が長いのに
子どもの感覚からしたら・・
そりゃママが安心するだろうなぁと思います。

2.声や態度の抑揚

仕事上、多くの保護者様とお話しますが、
基本的にパパより、
ママの方が声に抑揚があります。

この抑揚ですが

有名な研究があって
アメリカの文化人類学者
チャールズ・ファーガソンの
マザリースというものがあります。

簡単にまとめると
赤ちゃんに対してママの語り掛けが
以下のような特徴になる事です。

① やや高めの声になる
② ゆっくり話す     
③ 抑揚が大きい

この特徴的な話し方が赤ちゃんを安心させるようです。

ちなみに
理化学研究所も研究成果を載せてたりします。

つまり

・赤ちゃん時期は特にママとの時間が長い
・その分、マザリースに接す時間も長い

イコール

「ママがいい!」と
なるんじゃないかと仮説を立ててます。

パパとしての対応方法

少ない時間が子どもには貴重?

平日、パパさんが子どもと遊ぶ
となると、夕食、風呂の後ですよね。

遊ぶ時間が短くなってしまうのは
現状どうしようもないです。
時間とれるような工夫が必要!
という意見は一旦置いておきます・・

でも、先ほどのジャネーの法則
でもあるように、
子どもが感じる時間は
大人より長い
という法則があります。

つまり

パパからしたら短い遊び時間も
子どもからしたら
そこそこの遊び時間
になります。

「ママがいい!」の理由として
ママと過ごす時間が長いからだ。

という事であれば

パパの短い遊び時間を楽しいものにする。
という対応策が考えられます。

じゃあどう楽しい遊びをするんだ・・
って話にもなると思います。
次で考えていきます。

抑揚を付けつつ、男女差のある遊びを!

パパとしての価値を出すには
"ママには難しいもの"
やるしかないです。

先ほどのマザリースは
ママだけでなく、パパも使えます。
基本、遊ぶ時は抑揚のある声掛けが有効です。

例えば
「すごいな」
じゃなくて
「おっ!すごーいじゃーん」

「それはちがうよ」
じゃなくて
「えっ?(首をかしげて)
 ちがうでしょー!」

「いくよー」
じゃなくて
「ほらっ!いくぞー」

等々・・

ちなみにこれは経験上の話ですが

抑揚をつけた声かけの方が
子どもを遊びに集中させる
成功率が明らかに高いです。

ただ、この抑揚だとママと変わらないので
"パパが得意な遊び"で楽しませるには

・ダイナミックな遊び
・競争的な遊び
・ランダム要素のある遊び

これらを+αしていきます。

ダイナミックな遊びとしては
加減が必要ですが、

抱っこして走ったり
抱っこして回ったり
抱っこして色々な段差にワープさせたり
手を引っ張ってグルグル
→(子供の手の平は下にしてください)
等々・・

短い時間だからこそ出来る遊びですよね。
ダイナミックな遊びでは
感覚をたくさん得られるので満足しやすいです。


競争的な遊びとしては
なんでも勝負事にしちゃいます。

早くブロック重ねたら勝ち!
早くパズルできたら勝ち!
早く片づけたら勝ち!
等々・・

見慣れた玩具でも勝負事になると
集中力を上げることができます。

ランダム要素のある遊びとしては
パパ専用のおもちゃ袋を用意するといいです。

100円ショップ等でいくつか
おもちゃ購入して、
中が見えない巾着のような袋にいれます。

それで

「今日は何で!遊べるかなー↑」
みたいな声掛けをして

2つくらい取り出してそのおもちゃで
遊びます。

子供は前頭葉が発達段階なので
予測できない(ランダム)状況
夢中になりやすいです。
つまり、新しいもの大好きという事です。
見せ方次第で集中させられます。

おわりに

今回は、家庭でよくある
「ママがいい!」について時間抑揚
という観点で考えてみました。

この他に、生活動作における
関わり方の工夫もあります。
ただ、今回はパパが最も実践しやすいだろう
遊びに着目してみました。

最初は大変ですが・・
パパとの遊びが楽しいものになれば
どんどんパパに慣れていきます。

家庭でのパパの役割が増えて
ママとの分担がさらに出来たら素敵ですね。


最後まで読んで下さりありがとうございました。
次回も是非読んで下さい!

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